『Warframe』開発元の新作FPS『Amazing Eternals』が開発中断。プレイヤー不足が原因

Digital Extremesは10月27日、『Amazing Eternals』の開発を凍結することを発表した。本作は2017年8月29日にクローズド・ベータテストが開始された5対5のチーム対戦FPS。カードゲームのようなデッキ構築システムにより、ヒーローたちが使う武器やアビリティ、能力ブーストをプレイヤーの好みに合わせて組み替えられるというのが特徴であった（関連記事）。

プロジェクトの凍結という判断に至った理由は、プレイヤー不足にある。現行のゲームデザインでは、満足のいくマッチメイクを実現するためのプレイヤーベースを獲得できなかったと、公式フォーラム上で述べられている。将来的にゲームデザインを見直して再検討する可能性もあるが、ひとまずプロジェクトにはストップがかけられ、開発メンバーは同社の『Warframe』チームに移るとのことだ。

※今年8月に公開されたトレイラー

プレイヤー数という課題はさまざまな新作シュータータイトルに重くのしかかる。たとえば、Boss Key Productionsの『LawBreakers』は、発売から約3か月で平均同時接続ユーザ数2桁にまで低迷している。Cliff Bleszinski氏ほどのネームバリューがあるクリエイターでも、この問題について苦慮しているようだ。そして『Amazing Eternals』もまた、現在のマルチプレイシューター市場においてプレイヤーを開拓し、継続的に遊んでもらうことの難しさを示す、ひとつの事例となってしまった。

なお現地時間の10月26日から3日間、ファウンダーズ・パックを購入したプレイヤーを対象とした返金対応に応じている。ゲームサーバのクローズ日時は、日本標準時11月3日13時59分を予定している。