『The Mummy Demastered』がSteamで発売開始。死んだプレイヤーが敵として蘇るメトロイドヴァニア2Dアクションゲーム、日本語対応
WayForwardは10月24日、『The Mummy Demastered』をSteamで発売した。価格は2050円。海外ではPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)向けにも発売されている。本作はトム・クルーズ主演映画「The Mummy(ザ・マミー/呪われた砂漠の王女)」をもとにした、メトロイドヴァニアスタイルの2Dアクション・アドベンチャーゲームだ。ゲームは日本語表示に対応している。
本作でプレイヤーは、秘密組織プロディジウムのエリートエージェントとしてプレイする。プロディジウムはイラクにある遺跡の警備をおこなっていたが、部隊からの連絡が途絶えてしまう。遺跡はモンスターの巣窟となっており、警備部隊は全滅していたのだ。そしてプロディジウムは、2000年前に封印された古代エジプトの邪悪な王女アマネットの復活を確信し、人類の脅威である彼女の排除を最優先任務としてエージェントを投入する。
ゲームでは墓地や森、放置された地下道、呪われたロンドンの道といったロケーションを有する広大なマップを探索しながら進めていく。道中では凶暴化した巨大な動物や虫、ゾンビなどが現れ、プレイヤーの行く手を阻む。そしてアマネット王女が差し向けたボスを倒しながら、居場所を転々と変える彼女を追っていくのだ。
プレイヤーは初期装備として弾数無限のマシンガンを装備しており、序盤はこれで戦い抜くことになるが、マップの探索を進める中ではほかのプロディジウムエージェントが残した武器を発見できることがある。アサルトライフルやショットガンといった銃器から、グレネードなどの爆発物、また体力の最大値を増加させるヘルスパックなども発見できる。速く走ったり、天井に掴まったりといったスキルを入手できることもあり、それまで到達できなかったエリアにいけるようになるなど探索範囲は広がっていく。
銃器は3種類まで同時に保持することができ、状況に合わせてプレイ中に切り替えることができる。一方爆発物に関しては1つだけ保持できる。新たな武器はマップ内の武器庫のような場所で発見できるが、ここで持っていく武器を入れ替えることが可能だ。マシンガン以外の武器は弾数・個数に限りがあるが、敵を倒したり木箱などのオブジェクトを壊すことで補充することができる。また、体力の回復アイテムも出現する。隣のマップに移動してから戻ってくると敵もオブジェクトも復活しているので、マメに回収することで余裕を持って戦うことができるだろう。
本作ではプレイヤーが死ぬと、また新たに現場(最後のセーブポイント)に送り込まれたエージェントとしてプレイするが、前回死んだエージェントはその場でアマネット王女の兵士として蘇り、プレイヤーを襲ってくる。敵となったエージェントは死んだ際に所持していた装備で攻撃してくるため、強力な武器を持ったまま死んだ場合はより手強い相手となる。一方、新たに投入されたエージェントは初期装備からやり直しとなる。そのゾンビエージェントを倒すとそれまで集めた装備を取り戻すことができるため、なんとしてでも倒したいところだ。
本作は元になった映画の物語をなぞることはしておらず、基本的にはオーソドックスなメトロイドヴァニアゲームだが、こうした探索要素に絡めた死んだエージェントの扱いが良いアクセントとなっている。そして『シャンティ』シリーズなどで定評のある、WayForwardの16bitスタイルのグラフィックも見所である。