『NINJA GAIDEN Black』など初代Xboxタイトルが、後方互換機能によりXbox One上でプレイ可能に。解像度やフレームレートが向上

マイクロソフトは10月23日、E3 2017で発表していたXbox One上で初代Xboxタイトルがプレイ可能になる後方互換機能を、本日24日から提供開始すると発表した。マイクロソフトによる互換対応作業が完了したタイトルから利用可能になる。

マイクロソフトは10月23日、E3 2017で発表していたXbox One上で初代Xboxタイトルがプレイ可能になる後方互換機能を、本日24日から提供開始すると発表した(具体的な開始時間は不明)。Xbox 360タイトルの後方互換と同じように、すべての初代XboxタイトルがXbox One上で動作するわけではなく、マイクロソフトによる互換対応作業が完了したタイトルから利用可能になる。まず第一弾となる対応タイトルは以下のとおり(リスト下段は国内未発売タイトル)。

・クリムゾンスカイ: High Road To Revenge
・グーリーズ Grabbed by the Ghoulies
・THE KING OF FIGHTERS NEOWAVE
・NINJA GAIDEN Black
・Red Faction II

・BLACK
・BloodRayne 2
・Dead to Rights
・Fuzion Frenzy
・Prince of Persia: The Sands of Time
・Psychonauts
・Sid Meier’s Pirates!
・Star Wars: Knights of the Old Republic

オリジナルのパッケージ版を所有しているユーザーは、ディスクをXbox One本体に挿入するとプレイできる。また、対応タイトルはすべてダウンロード販売されているので、そちらを購入してもプレイ可能だ。価格はタイトルにより1029円から1620円となっている。

Xbox One上で動作する初代Xboxタイトルは、ゲーム自体には手を加えられていないためリマスターや実績機能の対応などはない。ただし、最大4倍の解像度(Xbox One X上では最大16倍)で出力し、初代Xbox上でプレイするよりも鮮明なグラフィックでプレイできる。一部タイトルはアスペクト比16:9での出力も可能だ。また、マイクロソフトでこの互換機能を先行体験した海外メディアIGNによると、フレームレートやロード時間も向上するという。なお、初代Xbox向けのXbox Liveサービスは既に終了しているため、オンライン機能は利用できないが、システムリンクを用いたオフラインマルチプレイは利用可能である(初代Xbox本体と接続することも可能)。

初代Xboxは、マイクロソフト初の家庭用ゲーム機として2001年に発売され(日本では2002年)、国内外のメーカーからユニークなゲームが多数リリースされた。当時を知る人からすると、上記リストの対応タイトルではまだまだ物足りないと感じるかもしれない。ただ、マイクロソフトのXbox事業責任者のPhil Spencer氏は以前、海外メディアGiant Bombとのインタビューの中で、10年以上前にリリースされた初代Xboxタイトルの後方互換は権利関係をクリアすることが困難なため、Xbox 360タイトルほど数多く互換対応することはできないだろうと語っている。いくら評価が高かったタイトルでも、権利者が見つからないなどで断念せざるを得ないこともあるということだろう。次の互換タイトルの追加は、2018年の春に予定されている。

今回マイクロソフトは、Xbox Oneの後方互換に対応しているXbox 360タイトルのうち、Xbox One Xへの最適化が施されるタイトルも発表している。最初の対応タイトルは以下のとおり。

・Halo 3
・Fallout 3
・The Elder Scrolls IV: オブリビオン
・アサシン クリード
 

これらのタイトルは、Xbox One X上では9倍の解像度かつより深みのある色で描画される。ゲームのコードに手を加えることはしないが、Xbox One Xのパワーを利用して、もともとあるアセットの情報を最大限引き出すようエミュレートさせるという。この機能はXbox One Xが発売される11月7日から利用可能だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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