『ブシドーブレード』の影響を受ける一撃必殺対戦格闘『Slice, Dice & Rice』、『斬!斬!斬!』としてオンラインに対応しPS4で発売へ

アークシステムワークスは10月18日、2D対戦格闘アクションゲーム『斬!斬!斬!』をPlayStation 4向けに発表した。ダウンロード専用で、今冬発売予定。本作はポーランドのインディースタジオDojo Gamesが開発し、今年4月にSteamで発売された『Slice, Dice & Rice』の日本語版だ。

アークシステムワークスは10月18日、2D対戦格闘アクションゲーム『斬!斬!斬!』をPlayStation 4向けに発表した。ダウンロード専用で、今冬発売予定。本作はポーランドのインディースタジオDojo Gamesが開発し、今年4月にSteamで発売された『Slice, Dice & Rice』の日本語版だ(弊誌レビュー)。

*Steam版のトレイラー

本作は1997年に初代PlayStation向けに発売された『ブシドーブレード』から影響を受けており、体力ゲージは存在せず、クリーンヒット一撃で勝負が決するゲームシステムが特徴だ。プレイアブルキャラクターには侍や女戦士、死神など8人(Steam版)が登場し、彩度を抑えた独特のグラフィックで描かれた異世界の日本を舞台に“血闘”を繰り広げる。

難しいコマンド技などはなく、横斬り・縦斬り・強斬りを使い分けて攻撃する。そして一撃必殺のゲーム性ながら防御が存在せず、代わりにパリィ(弾き)が可能。パリィ操作は攻撃モーションのキャンセルにも利用できる。いかにリスクを取って間合いを詰めるか、あるいは攻撃を受け流すかといった読み合いが本作の闘いにおける肝となる。

今回発表された日本語版について、まだ多くは明らかにされていないが、公開されたスクリーンショットを見ると、首をはねて鮮血が飛び散っているシーンもあり、もともと比較的高めだった残虐表現はそのままとなるようだ。違いはというと、画面下に表示されている「心眼」マークだろうか。Steam版では「鰻(うなぎ)」と書かれていた。このマークは対戦相手と間合いを取ると表示され、相手の次の攻撃がほんのわずかにスローになるというシステムのゲージになっている。なぜ「鰻」だったのか意味不明だったため分かりやすくはなったが、なんだか少し残念でもある。

そして新たに「ネットワークモード」を搭載することも明らかにされている。Steam版ではローカル対戦のみだったため、ユーザーから不満点の一つとして挙げられていたが、PS4版ではついにオンライン対戦が可能になる。ゲームモードにはそのほか、ストーリーモードやトレーニングモードが収録されている。なお、本作は10月21日に開催予定の「ARC REVOLUTION CUP 2017 in 闘神祭」への試遊出展が決定している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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