『Dust: An Elysian Tail』開発者の新作『Never Stop Sneakin’』正式発表、Nintendo Switch向けに今冬発売

『Dust: An Elysian Tail』で知られるゲームデベロッパーDean Dodrill氏は10月6日、新作『Never Stop Sneakin’』を発表し、アナウンストレイラーを公開した。対象プラットフォームはNintendo Switch。リリース時期は2017年のホリデーシーズンを予定している。

『Dust: An Elysian Tail』で知られるゲームデベロッパーDean Dodrill氏は10月6日、新作『Never Stop Sneakin’』を発表し、アナウンストレイラーを公開した。対象プラットフォームはNintendo Switch。リリース時期は2017年のホリデーシーズンを予定している。

本作はトップダウンビューの3Dアクションゲーム。本作の悪役である狂人Amadeus Guildensternは、タイムトラベル技術を操り、米国の歴代大統領を一人残らず誘拐していった。その徹底ぶり、まさしく狂人。主人公であるエージェントに与えられた任務は、極寒の地に建てられたGuildensternの基地に潜入すること。厳重なる警備をかいくぐり、奴の陰謀を食い止めるのだ。

公開されたトレイラーは、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』テーマソングのパロディと思わしき楽曲が流れているほか、初代『メタルギアソリッド』のシャドーモセス島を彷彿とさせるビジュアル、「おそらくはドラキュラ」と紹介されているGuildenstern配下の健康局長「Dr. Acula」、ヘリコプター副社長(文字通りヘリコプター)など、同シリーズのオマージュと思わしき要素が詰まっている。

開発者のDean Dodrill氏はツイッター上で、前作『Dust: An Elysian Tail』とは全く異なる作風を目指したと語っており、まさしく前作ファンの意表を突く内容となっている。ビジュアルは前作におけるケモノ感たっぷりの暖かい手書き2Dアニメーションから、初代PlayStation世代を想起させる暗いトーンの3Dポリゴンへ。ステージは固定ではなく、リプレイ性の高いプロシージャル生成を用いたものに変化している。また前作のような、技のコンボを繋げていくアクションシステムとは異なり、可能な限りシンプルな操作により魅力的な戦闘を生み出そうと試みたという。ビジュアルからゲームプレイまで、すべてにおいて180度転換を目指したのが『Never Stop Sneakin’』なのだ。

なお開発にあたっては『Dust: An Elysian Tail』のシナリオに携わったAlex Kain氏、楽曲を担当したHyperduck SoundworksのChris Geehan氏とDan Bryne-McCullough氏、声優のキャスティングディレクターDev Mack氏とチームを再結成している。対象プラットフォームに関しては、上記トレイラーのコメント欄にてDodrill氏が「現時点ではSwitch版にフォーカスしているけれど、もちろん私はSteamの大ファンだよ」と語っていることから、将来的な他プラットフォーム展開の可能性はありそうだ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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