ニンテンドースイッチ独占ゴルフRPG『ゴルフストーリー』海外にて先行発売。一部メディアは『MOTHER』を引き合いに出し称賛


インディースタジオSidebar Gamesは9月28日に、『Golf Story(ゴルフストーリー)』を発売した。『ゴルフストーリー』はニンテンドー独占タイトルとして発表された「ゴルフ」と「RPG」を組み合わせた作品だ。主人公となるのはゴルフ好きの青年。クラブにてコーチから指導を受けていたものの、チャンスをもらえず引退を促されてしまう。夢を諦めきれない主人公は、自分の力でプロゴルファーになることを決意する。

フィールドを探索してアイテムを入手し、ゴルフすることで人々の悩みを解決し、主人公を成長させていくというのが本作の基本的な流れだ。ゴルフゲームはゴルフパートとアドベンチャーパートにはっきりと分かれていることが多いが、『ゴルフストーリー』においてはその境界は曖昧だ。

その大きな特徴としては、どこでもゴルフができるというシステムがある。プレイヤーはフィールドのどこででもゴルフをおこなえる。ボールをホール以外の目的でゴルフすることもあるといい、こうしたフィールドでのゴルフでクエストを解決していくようだ。トレイラーでは、フリスビーやドローンを操作する場面が確認できる。フィールドは8種類以上用意されており、それぞれの土地での新たな出会いがある。フィールドは見た目だけでなく、ゴルフをするうえでのコンディションもその土地によって大きく異なるという。困難なクエストをこなすことで、主人公のXPを溜め、ショットやパターといった能力を向上させていこう。

トレイラーでは「この中に殺人者がいる!」といったゴルフゲームらしからぬシーンも。ストーリーテリングにも力が入れられている印象だ。

また海外メディアは本作のシナリオおよびテキストを高く評価している。Kotakuのレビュアーは「会話によりしばしばゴルフが中断されるが、テキストは面白くかわいらしい」と語る。またEurogamerのレビュアーは本作のRPGとしての奥深さに言及し、ドット絵をベースしたビジュアルのかわいらしさとテキストのユーモアは『MOTHER』を彷彿させるとまで称賛している。レビューの数自体はそれほど出揃っていないが、各所ですでに高い評価を見せており、上々の出足を見せているといえるだろう。

『ゴルフストーリー』は国内向けにはフライハイワークスから発売されることが告知されている。発売時期は2017年秋となっており、そう遠くない未来に日本語でも遊べることを期待したい。