ミュージカル・アクションADV『Figment』Steamで発売。人の心を表すシュールな世界で恐怖に立ち向かう、日本語対応

Bedtime Digital Gamesは9月22日、『Figment(フィグメント)』をSteamで発売した。価格は1980円で、9月30日までは1683円で購入可能。本作は、人間の心の中を舞台にするミュージカル・アクション・アドベンチャーゲームだ。日本語表示に対応している。

Bedtime Digital Gamesは9月22日、『Figment(フィグメント)』をSteamで発売した。価格は1980円で、9月30日までは1683円で購入可能。本作は、人間の心の中を舞台にするミュージカル・アクション・アドベンチャーゲームだ。日本語表示に対応している。

本作の主人公は、ネコの着ぐるみを着たような姿のダスティ。彼は友人である鳥のパイパーとのんびり暮らしていたが、ある日恐怖をまき散らす悪夢のような生き物が現れる。ダスティたちや彼らが住む世界は人間の心の中を表現しており、突然恐怖に襲われたり、それに立ち向かおうと勇気を振り絞るダスティの行動も、主となる人の心の変化を表しているのだ。

ゲームではバトルとパズルが大きな要素として存在し、ダスティはドッジロールでモンスターの攻撃をかわしながら、剣を武器にして戦う。そしてステージの中にはさまざまな仕掛けが用意されている。たとえば機械を動かすために充電済みのバッテリーを探してきたり、エレベーターを動かすための歯車を別のエレベーターから持ってきたりなどがある。

本作はゲームプレイそのものはオーソドックスなスタイルだが、そのほかの要素で独特な世界観を構築しており、まず手描きによるカラフルな世界が目を引く。地面からラッパが生えていたり、鉛筆が足場になっていたり、あるいはレコードの滑車があったりと、シュールレアリズムの影響を受けているであろう不思議な世界だ。本作を手がけるBedtime Digital Gamesの前作『Back to Bed』ではエッシャーのだまし絵のようなアートスタイルだったが、アートをゲームに取り入れることは同スタジオが得意とするところなのだろう。

一方サウンド面では、ダスティやパイパー、そして敵のボスキャラクターなどがフルボイスになっており、ゲーム中はとにかくよく喋る。また本作のジャンル名に「ミュージカル」とあるとおり、物語を進める中では要所要所でボスキャラクターなどが突然歌い出したり、アクションに合わせて音楽が変化したりとプレイヤーの興味を惹き付ける要素が散りばめられてる。

なお、本作はこのあとPlayStation 4/Xbox One/Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)向けにも発売予定となっている。発売日は現時点では未定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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