『SteamWorld Dig 2』Steamで発売開始。ロボット女子がつるはし片手に、行方不明になった前作の主人公を探す採掘アクション
Image & Form Gamesは9月22日、『SteamWorld Dig 2』をSteamで発売した。価格は1980円。海外ではNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版が21日に発売されているほか、26日にはPlayStation 4/Vita向けにも発売予定となっている。国内向けには、フライハイワークスよりSwitch版が10月配信予定とされている。本作は、2013年にリリースされた採掘アクション・アドベンチャーゲーム『SteamWorld Dig』の続編である。
本作の主人公は、スチームロボットのDorothy(ドロシー)。前作にも登場したキャラクターである。彼女は行方不明になった前作の主人公Rusty(ラスティ)を探して旅をしていたところ、El Machinoと呼ばれる町にたどり着く。ここでは奇妙な地震が発生しており民衆を不安にさせていた。また、鉱石の採掘に向かったスチームロボットが地下鉱山から帰ってこない事例が相次いでおり、鉱石の流通が滞って悩んでいる。行方知れずになった鉱夫の中には赤いスカーフを巻いたRustyと思われる者もいたと聞き、Dorothyはようやく有力な手がかりをつかんだとして、この町の鉱山を探索することにする。
本作はメトロイドヴァニアの影響を受けた2Dアクションゲームで、基本的なゲームプレイは前作と変わらない。つるはし片手に鉱山を掘り進み、その奥に隠された謎を探っていく。土を掘ったり岩を砕いたり、あるいは敵を倒すと鉱石を入手でき、町に戻ればそれをお金に換えることができる。お金はつるはしや獲得した鉱石を入れるバッグなどのアップグレードに使用するもので、アップグレードするためには鉱山で入手したアイテムを使って設計図をアンロックしておく必要がある。
もちろん、前作とは異なる要素も数多くある。まず、主人公のDorothyはゲームを進める中で個性的なスキルを獲得でき、たとえばトラップを避けるために重要なダッシュや、離れた場所や高い場所に移動できるフックショットなどを使うことができるようになる。また前作では地下鉱山の構造は毎回自動生成されていたが、本作ではメトロイドヴァニアらしい探索要素を高めたり、アクションパートを強化するために、ステージの99.9パーセントはあらかじめ綿密にデザインされたものとなっている。ゲームのクリア時間はおよそ10時間から15時間ほどで、すべてコンプリートしようとするとさらにかかるボリュームだそうだ。
なお、EA Originでは前作『SteamWorld Dig』のPC版が現在無料配布中だ(関連記事)。前作をプレイ済みでないと本作を楽しめないわけではないが、ストーリー上の繋がりがあるので、未プレイの方はこちらから始めてみるのもいいだろう。