SFアクションADV『ECHO』Steamで発売。自分そっくりの敵が彷徨う美しい宮殿、プレイヤーの行動は常に監視される
インディースタジオUltra Ultraは9月19日、『ECHO』をSteamで発売した。価格は2480円で、9月27日までは2232円で購入可能。本作は、3人称視点のSFアクション・アドベンチャーゲームだ。
本作の主人公である宇宙探検家の女性「En」は、住人となる人間がやって来ることを待ち続ける謎の宮殿にたどり着く。この宮殿内には失われたテクノロジーが存在するとされており、彼女はとある目的のためにそれを利用しようとこの場所にやってきたのだ。
宮殿内には誰もおらず、調度品も使用された形跡はない。謎の黒い塊が床のところどころに転がっている以外はまっさらの状態だ。しかし探索を進めるうちに宮殿内の照明が一定時間ごとに暗転し始め、照明が点くたびにその塊の形状が変化していく。そしてついには人の形になり宮殿内を歩き始めるが、その姿はどういうわけかEnと瓜二つである。
ゲームではプレイヤーは宮殿内を探索して鍵となるアイテムを探し出し、次のエリアへの扉をアンロックして先へ先へと進んでいく。マップの中ではEnの姿をした敵が巡回しているため、戦って倒すかステルスプレイでやり過ごすかなどの選択をすることになる。ただし本作においては、プレイヤーの行動ひとつひとつがゲームプレイに大きな影響を及ぼすことに注意しなければならない。
この謎の宮殿は、照明が点いている間のプレイヤーの行動を常に監視しており、暗転している間に敵キャラクターにその情報を送っている。つまり、プレイヤーがかがんで歩くステルスプレイをおこなっていると、敵もプレイヤーから身を隠すような行動を取るようになるのだ。プレイヤーを発見し襲ってくる敵を銃で排除するのは簡単だが、それがそのまま自分にも返ってくるため、どのような行動を取るべきかと、どのような行動を取られたくないかを同時に考えながらプレイしなければならない。ただし暗転中は監視されていないので、この時間の使い方も攻略のポイントとなるだろう。
なお、本作はPlayStation 4版も海外で同日発売予定となっていたが、こちらは10月前半へと延期されている。