未発表のPS4版『ファイナルファンタジー IX』が欧州でレーティング審査を通過。原点回帰を掲げたFFシリーズ9作目

主にヨーロッパをカバーするゲームのレーティング機関PEGIは9月19日、『FINAL FANTASY IX(ファイナルファンタジー IX)』のPlayStation 4版のレーティング審査結果を公表した。

主にヨーロッパをカバーするゲームのレーティング機関PEGIは9月19日、『FINAL FANTASY IX(ファイナルファンタジー IX)』のPlayStation 4版のレーティング審査結果を公表した。本作のPS4版は未発表であるため、オリジナル版の開発・販売元であり、今回の審査の申請者とされているスクウェア・エニックスが近く正式発表するのではとファンの期待が高まっている。

記載されているRelease Dateはゲームの発売日ではなく、PEGIが審査結果を公表した日付のこと

『ファイナルファンタジー IX』は、人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの9作目だ。2000年に初代PayStation向けに発売され、累計出荷本数は550万本を超えている。本作の物語は、アレクサンドリア王国の王女ガーネットの誘拐を企む劇団タンタラスが、王女の誕生日を祝うという名目で王国を訪れる。そして劇団の一員であり主人公のジタンが、自ら国を離れようと考えていた王女と出会うことで大いなる冒険が幕を開ける。

本作は原点回帰をテーマに掲げ、シリーズ初期作品の象徴であったクリスタルの存在も復活した。リアルタイムでバトルが進行するATB(アクティブタイムバトル)などを受け継ぐ一方、離れた場所で起こっているイベントを見ることができるATE(アクティブタイムイベント)や、武器や防具を装備することで使用可能になるアビリティなど新たなシステムも導入され、ミニゲームも豊富に用意された。

*PC/スマートフォン版のトレイラー

本作はのちにゲームアーカイブスとしてPS3/Vita/PSP向けにも販売されたほか、昨年にはPC(Steam)/iOS/Android向けに移植されている。この移植版ではキャラクターの3Dモデルやムービーが高解像度化され、倍速モードやエンカウント無しなど7種類のブースト設定ができるデバッグ機能やオートセーブ機能が追加された。

現時点ではまだPS4版の発売が確定したと言える段階ではないが、もし本当に発売されるならば、この移植版がベースになるのか、それともまた別の形になるのか気になるところだ。今週末には東京ゲームショウが控えており、それに合わせた発表が期待される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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