『ペルソナ5』にて『ペルソナ3』の「巌戸台分寮」らしき建物モデルが発見される。海外ユーザーが発掘


海外ユーザーのTGE氏が『ペルソナ5』にて謎のフィールドモデルを発見したようだ。その内容を伝える動画をYouTubeに投稿し報告している。

映像では、見慣れない灰色のフィールドにいる主人公が「ダミーフィールド」と書かれた壁に突撃。突き抜けた先に存在しているのは広いフロアだ。フロアを歩き回りながら階段などを観察し、映像は1分強で終わる。

この見覚えのあるエリアは『ペルソナ3』の主人公の拠点となる「巌戸台分寮」なのではないかとコメント欄ではささやかれている。広々としたテーブルに、ゆったりとしたソファ。上に行く階段。テクスチャこそ存在しないので断言はできないが、どこか見慣れた光景である気がしてならない。もし「巌戸台分寮」であったとして、このモデルは『ペルソナ3』のものをそのまま持ってきているのか、『ペルソナ5』向けに新たに作られたのかもはっきりとはしない。何ひとつ詳細はわからないものの、シリーズファンに親しみある寮のモデルが最新作に含まれているのは、示唆に富み興味深いのも確かだ。

どのようにこのエリアに侵入できたか、詳細などは明かされていないが、「ダミーフィールド」という記載からわかるとおり、一般のプレイヤーには侵入できない開発者用のフィールドであることが予想できる。ほかにも「フィールドのロード機能をハイジャックした」というコメントとともに、フィールドの地下を探索する動画を投稿しているので、通常のプレイとは明らかに違う“何か”で侵入したのだろう。

実は最近では『バイオハザード4』でも同様のケースが発生している。海外ユーザーSlippy Slides氏は『バイオハザード4』にて、レオンがマイクに“別れ”を告げヘリコプターから降り立った場面にて、右側に謎のテクスチャを発見している。氏は、カメラを向こう側へとアップし、ゲームの雰囲気に合わない東洋人らしきテクスチャを発見している。テクスチャのファイルにはText1234abc12と記述されているものの、氏にも結局このテクスチャの正体はわからなかったとのこと。

古くはファミリーコンピュータ用ソフト『スーパーマリオブラザーズ3』で没コースが発見されたりと、開発者がゲーム内に不要なデータを残すことはしばしばある。それがテスト用に使用されそのまま残されたデータなのか、開発者が意図してジョークのごとく残したのかは不明だが、いつの時代も示唆に富んだ謎のデータの発見は、プレイヤーの胸を躍らせるだろう。