『Top Spin 4』元スタッフによる新作テニスゲーム『Tennis World Tour』発表。超リアルなテニスシミュレーターを目指す
フランスのパブリッシャーBigben Interactiveが、スポーツゲームを専門に手がけるデベロッパーBreakpointと共にテニスゲーム『Tennis World Tour』を開発中だ。テニスゲームの新たなスタンダードとなることを目指しているという。
テニスゲームは最近はあまり発売されなくなったが、かつてはさまざまリリースされており、実在のプロ選手が登場するリアル系のゲームでいうとセガの『パワースマッシュ』シリーズやバンダイナムコの『スマッシュコートテニス 3』、2K Sportsの『Top Spin』シリーズなどが有名だ。そういったタイトルの公式フォーラムなどではいまも続編を望む声があるものの、長らくリリースは途絶えている。
実はBreakpointは『Top Spin』シリーズを手がけていたスタッフらによって設立されたスタジオで、『Tennis World Tour』については最後の作品となった『Top Spin 4』の精神的続編だと謳っている。『Top Spin』の一作目は2003年に初代Xbox向けに発売された。レイトン・ヒューイットやマルチナ・ヒンギスなど当時のトップ選手らが実名で登場しており、オンライン対戦にも対応し高く評価された。その後2K Sportsの親会社Take-Two Interactiveがシリーズの権利を獲得し、2011年の『Top Spin 4』までリリースされた。
*2011年の『Top Spin 4』のトレイラー
『Tennis World Tour』については、残念ながらまだトレイラーやスクリーンショットは公開されておらず、どのようなゲームになるのかは分からない。ただ、本作のゲームデザイナーPierre André氏はプレスリリースの中で、技術的な進歩によりずっと夢見ていた超リアル(ultra-realistic)なテニスシミュレーターを実現できると語っている。また『Top Spin 4』の精神的続編を作ることについても、これまで何年も願ってきたことだそうだ。
ゲームにはプロ選手として実績を積むキャリアモードが収録され、登場選手にはロジャー・フェデラー、ガエル・モンフィス、アンゲリク・ケルバー、ガルビネ・ムグルサ選手ら30人以上が収録されるとのことだ。本作は2018年にPCとコンソール向けに発売予定だが、続報を伝える海外メディアjeuxvideo.comによると、コンソールはPS4/Xbox One/Nintendo Switch向けになるとのこと。また、ニック・キリオス、アレクサンダー・ズベレフ、ジョン・イスナー、キャロライン・ウォズニアッキ選手らも登場すると報じている。