Little Cat Feetとデジカは、Steamで販売中の『OneShot』のアップデートファイルを配信し、日本語に対応したことを発表した。『OneShot』は2016年12月にSteamで発売され、先の読めないシナリオ展開や多彩なギミックを使った演出が注目を集め、世界中で高い評価を得た。2017年9月7日現在のSteamレビューステータスは「最近」「総合」ともに「圧倒的に好評」になっており、その揺るぎない評価の高さが垣間見える。
『OneShot』はパズル要素を取り入れたアドベンチャーゲームだ。主人公は帽子をかぶった人物ニコ。何もない暗い場所で目覚め、元の世界へ帰る方法を探すうちに奇妙な電球を見つける。出会ったロボットはニコの持つ電球を太陽と呼び、ニコは意図せず「世界に光をもたらす救世主」としての使命を背負うことになる。個性的な人物と出会いと別れを繰り返し、パズルを解くうちに暗闇に覆われた世界について知っていく。
開発を手がけるのはLittle Cat Feet。Eliza Velasquez氏、Casey Gu氏 (Nightmargin)、Michael Shirt氏(GIRakaCHEEZER)で構成される開発チームだ。オリジナル版の『OneShot』は2014年にEliza氏とCasey氏の2人により、デジカ主催のゲームコンテスト「IGMC」への応募作品として開発された。その後Michaelがプログラミング面でのサポートとしてチームに参加し、2016年12月、本Steam版『OneShot』のリリースへと至っている。
以前デジカのJulian Chunovic氏は、日本語の対応については、日本語へのローカライズを望む根強いユーザーの声に後押しされたと弊誌に語っていた。