アークシステムワークスは本日9月7日、『ダブルドラゴン IV』のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)版を発売した。ダウンロード専用で、価格は800円(税込)。本作は、1980年代にアーケード向けにリリースされ、家庭用にも移植されたベルトスクロール・アクションゲーム『ダブルドラゴン』シリーズの最新作だ。今年はシリーズ30周年の節目の年である。
本作のストーリーモードでは、シリーズ2作目『ダブルドラゴンII ザ・リベンジ』の直後の物語が描かれる。核戦争により荒廃し暴力が支配するアメリカで、本作の主人公であり双截拳の使い手であるビリーとジミーの兄弟は、正義のために日々戦っていた。そんな折、RENEGADESと呼ばれる組織にビリーの恋人マリアンが誘拐されてしまう。兄弟は彼女を救うため、日本へと向かうことになる。
本作は30年前と同じドット絵のグラフィックスタイルを採用しており、そのゲームプレイも当時を彷彿させるものとなっている。パンチとキックを主体に、ソバットなどの特殊技や髪つかみ技、天殺龍神拳など双截拳の三大奥義技を駆使して闘い、ステージを進んでいく。また新技として、派生必殺技や特殊決め技が追加されている。
ストーリーモードでは1人プレイのほか、2人協力プレイも可能。最初はビリーとジミーしか使用できないが、ストーリーモードをクリアするとアンロックされるTOWERモードをプレイすることで、敵キャラクターも使用できるようになる。TOWERモードは、次々に現れる敵を倒しては塔を登っていくコンティニュー不可のサバイバルモードだ。到達した階数に応じて上述した敵キャラクターがアンロックされてゆく。
ゲームモードにはこのほか、1対1での対戦プレイが楽しめる2P DUELモードも収録されている。ここで使用できるキャラクターも最初はビリーとジミーだけだが、ストーリーモードを進めていく中で、敵キャラクターがアンロックされ使用できるようになる。なお、対戦・協力プレイはオフラインのみの対応なので、Nintendo SwitchのTVモードもしくはテーブルモードでJoy-Conを”おすそわけ”するなどしてプレイすることになる。
本作は、1987年発売の初代『ダブルドラゴン』から開発に携わっている岸本良久氏や緒方孝治氏、山根一央氏らオリジナルスタッフが再集結して手がけている。今年1月にはSteam版が、そして2月にはPlayStation 4版が先行して発売されていた。