半年で500万DLを達成したイカダ生活サバイバル『Raft』2018年に早期アクセス販売へ。オンラインCo-opにも対応
スウェーデンのインディーデベロッパーRedbeet Interactiveは9月5日、『Raft』の早期アクセス販売を2018年に開始する旨を発表した。Steamのストアページは公開済みで、対象プラットフォームはWindows。パブリッシングはAxolot Gamesが担当する。
本作は2016年12月、itch.ioにてプロトタイプが無料公開された1人称視点のイカダ生活サバイバルゲーム。スウェーデンにあるウプサラ大学の学生3人が学業の合間に始動させたプロジェクトである。プロトタイプの開発期間は4か月足らずと短いながらも、公開後半年間で500万ダウンロードを達成している。この大きな反響を受け、3人は大学卒業後も『Raft』の開発を継続。進捗具合は公式ブログにてこまめに伝えられている。以下の最新トレイラーからも、プロト版から大幅に進化を遂げていることが窺える。
『Raft』はイカダで遭難生活を送るというロマンあふれる設定の作品だ。プレイヤーの手元に残されたのは、ロープに繋がったフックのみ。そいつを海に投げ込み、漂流ゴミを手繰り寄せる。こうして木材、ヤシの葉、鉄くずを収集し、生活に必要なツールをクラフトしていく。食料は釣りで、水分は浄水器を通した海水で確保。あたりで遊泳しているサメは手製の槍で退治する。最初のうちは空腹と喉の渇きを満たすのに必死だが、次第に余裕が生まれはじめ、頼りないイカダはいつしか快適なリゾートハウスもしくは海上要塞へと変貌していく。遭難していることを忘れさせてくれるような、のどかでゆったりとした時間が流れるサバイバルゲームなのだ。
製品版では、こうしたゲームプレイの基本部分を残しつつ、コンテンツの充実化が図られる。たとえばプロトタイプでのイカダは当てもなく漂流しているだけだったが、製品版では難破船や海底都市といったランドマークを巡って航海することができる。錨を下ろして停泊し、海中を探索することも可能。もちろん、飢えたサメに襲われる危険が伴うだろう。クラフトできるアイテムや作物の種類も増え、ハンモックやカモメ避けのカカシを作成できることが分かっている。また、どこから材料を調達したのか調理器具としてグリルが登場する。
そのほか製品版はシングルプレイだけでなくオンラインCo-opに対応すること、資源が無限となるクリエイティブ・モードが用意されることが判明している。リリースされた暁には、誰にも邪魔されない海上のパラダイスを実現できそうだ。