PC版『スカルガールズ』Steamでの所有者100万人を突破。Steamでミリオンオーナーを達成した数少ない格闘ゲームの1つに

「Lab Zero Games」のMike Zaimont氏は、同スタジオの2D格闘ゲーム『スカルガールズ(Skullgirls)』のPC版を所有しているオーナーが100万人を達成したと発表した。Steam APIを通じて情報を集積している非公式のデータベースサイト「SteamSpy」から引用して伝えている。

「Lab Zero Games」のMike Zaimont氏は、同スタジオの2D格闘ゲーム『スカルガールズ(Skullgirls)』のPC版を所有しているオーナー数が100万人を達成したと発表した。Steam APIを通じて情報を集積している非公式のデータベースサイト「SteamSpy」から引用して伝えている。

『Skullgirls』は、2012年にPS3/Xbox 360でリリースされた2D格闘ゲームだ。ダークかつコミカルな雰囲気を持つ独特のキャラクター・世界観と、滑らかな2Dアニメーション表現が魅力。『Marvel vs. Capcom 2』などから影響を受けて開発されており、派手なコンボとタッグバトルを備えた作品となっている。PS3/Xbox 360版の発売以降はパブリッシャーの「Autmn Games」による訴訟など事件もあったものの、のちにスタジオ再建や「Indiegogo」での資金調達などを経て、2015年にはPS4/Vitaなどで「2nd Encore」を販売。また、国内ではアーケード版がNESiCAxLive経由で展開されている。

PC版『Skullgirls』のリリース時期は2013年8月となっており、約4年のロングセラーを経て100万人を達成したことになる。SteamSpyで2D格闘ゲームジャンルの作品のオーナー数を見ればわかるように、有料の格闘ゲームがミリオンオーナーを達成した例は『Injustice: Gods Among Us』『Mortal Kombat』シリーズ程度と非常に少ない。低価格であり幾度もセールの対象にはなっているものの、2D格闘ゲームとしては目を見張るようなユーザー数を達成したのは間違いないだろう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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