10周年を迎えた『The Witcher』シリーズ、歴代キャラクターが祝福する日本語吹き替え動画が公開

CD PROJEKT REDは9月4日、『The Witcher』シリーズ10周年を記念して、シリーズの歴代キャラクターが勢揃いして祝うトレイラーを公開した。『The Witcher 2』から日本版の販売を手がけているスパイク・チュンソフトからは、日本語吹き替え版のトレイラーが公開されている。

CD PROJEKT REDは9月4日、『The Witcher』シリーズ10周年を記念して、主人公のゲラルトをはじめ、シリやトリスなどシリーズの歴代キャラクターが勢揃いして祝うトレイラーを公開した。『The Witcher 2』から日本版の販売を手がけているスパイク・チュンソフトからは、日本語吹き替え版のトレイラーが公開されている。

『The Witcher』シリーズは、ポーランドの小説家Andrzej Sapkowski氏の著作「The Witcher」をもとにゲーム化されたアクションRPGだ。2007年に第1作目の『The Witcher』が発売され、その後リリースされたEnhanced Editionと合わせて200万本を越えるヒットとなる。2011年には続編となる『The Witcher 2: Assassins of Kings』が、2014年にはスピンオフとしてボードゲームの『The Witcher: Adventure Game』がリリース。そして2015年に最新作の『The Witcher 3: Wild Hunt』が発売された。シリーズ累計の売り上げは2500万本を越えており、CD PROJEKTグループを支えるフランチャイズへと成長したが、特に『The Witcher 3』は1000万本を越える大ヒットとなったのは記憶に新しい。

昨年には、『The Witcher 3』や原作小説にも登場したカードゲーム「GWENT」を単体でゲーム化した『グウェント ウィッチャーカードゲーム』がリリース(ベータテスト)されている。また、CD PROJEKT REDは直接関与していないが、Netflixにより原作小説をベースにしたドラマ化が現在進められており、ゲーム版のシネマティックトレイラーを手がけた映像スタジオが制作に参加している(関連記事)。

10周年を迎えた『The Witcher』シリーズの今後については、もともと三部作として計画されていたこともあり、CD PROJEKT REDはひとまず終息としているようだ。ただし、今年3月におこなわれた決算報告の場でCD PROJEKTグループ社長のAdam Kiciński氏は、「我々は『The Witcher』の世界がとても気に入っている。いずれ考える時が来るでしょう」とコメントし、シリーズの存続に含みを持たせている(関連記事)。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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