『Nightmare Creatures』PS1版から20年の時を経てリブート決定。ゴシックホラーに本格格闘要素を取り入れた3Dアクションゲーム

Albino Moose Gamesは『Nightmare Creatures』を発表した。本作は初代PlayStation/NINTENDO64/PC向けに発売された3Dホラーアクション『Nightmare Creatures』およびその続編『Nightmare Creatures II』のリブート作品である。

Albino Moose Gamesは9月3日、『Nightmare Creatures』を発表した。本作は1997年に初代PlayStation/NINTENDO64/PC向けに発売された3Dホラーアクションゲーム『Nightmare Creatures』およびその続編『Nightmare Creatures II』のリブート作品である。

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『Nightmare Creatures』シリーズの物語の起源はイギリス・ロンドン。1666年に、悪魔崇拝をするカルト教団Brotherhood of Hecateがロンドンを、ひいては世界を支配するために、人間を超越した力をもたらす薬を開発する。しかし、それによって生み出されたのは、血に飢えた異形のモンスターだった。そして時は流れて19世紀、Brotherhood of Hecateの指導者Adam Crowleyは200年前に作られたその薬ことを知り、モンスターの力を使って世界征服へと乗り出す。

ゲームはゴシックホラーの世界観を持つ3Dアクションゲームで、モンスターとのバトルでは銃器などを使用でき、一見同時期に登場した『バイオハザード』などを連想させるが、本格的な格闘要素を取り入れていたことが大きな特徴だった。杖や剣といったキャラクター固有の武器を振るう攻撃とキックを基本に、ボタンと十字キーの組み合わせでさまざまな技やコンボを繰り出せ、その種類は20以上用意されている。中には敵の防御を崩すための技であったり、海外ゲームらしく腕や首を跳ね飛ばせるものもあった。

PS1版『Nightmare Creatures』

今回発表されたリブート作ではオリジナル版の前後の物語を描き、Adam Crowleyが例の薬の秘密を解き明かして世界を恐怖に陥れることを阻止すべく戦うことになる。ゲームには新キャラクターに加え、これまでのシリーズ作から再出演となるキャラクターが登場するという。どのようなゲームシステムになるのかはまだ明かされていないが、シリーズを特徴付けた格闘要素は引き継がれるだろう。

本作を開発するAlbino Moose Gamesは、ホラーゲーム『Spooky’s Jump Scare Mansion: HD Renovation』などを手がけたインディースタジオだ。本作は先週末にアメリカ・シアトルで開催されたPAX Westでの「Reboot! Bringing Back Older Game Genres and IPs」と題されたパネルセッション内で発表された。セッションの様子を報じている海外メディアRely on Horrorによると、同スタジオのSheena Perez氏は『Nightmare Creatures』シリーズのファンだったそうで、ある日弁護士に頼んでシリーズの権利は現在どういう状況なのか調べてもらったところ、当時販売元だったActivisionはすでに権利を手放しており誰も保有していない状態だったという。つまり無料でその権利を入手することができ、本作の開発に結びついたそうだ。発売時期は未定だが、PCとコンソール向けに発売を予定している

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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