ピザ店経営シミュレーションゲーム『Pizza Connection 3』が開発中。オリジナルピザを作れる体験版がSteamで無料配信開始
Assemble Entertainmentは8月19日、『Pizza Connection 3 – Pizza Creator』をSteamでリリースした。本作は、2018年発売予定のピザ店経営シミュレーションゲーム『Pizza Connection 3』から、オリジナルピザを作る要素のみを切り出した体験版のようなゲームで無料配信されている。
『Pizza Connection 3』は、2001年にPC向けに発売された『Pizza Connection 2』(北米地域では『Fast Food Tycoon 2』)の続編だ。プレイヤーはイタリア・ローマの小さなピザ店の経営者から始め、オーストラリア・シドニーやドイツ・ベルリン、アメリカ・ワシントンDCなど世界中の大都市に進出し、店をチェーン展開して事業規模の拡大を目指す。
ゲームではただピザを作ってお客に提供するだけではなく、市場を分析してマーケティング戦略を練らなければならない。そうして得た情報をもとにピザのメニューを考えたり従業員を雇ったり、あるいはインテリアコーディネーターに指示をしてレストランの間取りや調度品、インテリアの飾り付けなどをカスタマイズをしてお客の満足度を高めていく。ターゲットを絞った広告を打つことも重要だ。周囲には競合店も出店しているため、お客を奪われないためにも魅力的な店作りが求められる。ちなみに競合店に対しては、営業妨害や賄賂など汚いやり口も用意されている。
このように経営者として考えなければならないことはたくさんあるが、本作の一番のお楽しみはやはりピザ作りだろう。今回配信開始された『Pizza Connection 3 – Pizza Creator』をもとに作り方の手順を紹介すると、まずピザ生地の形を丸・四角・三角・不定形から選択し、生地の端を伸ばして好きな形に整えていく。あまり伸ばしすぎると薄くなった部分が破れてしまうのでほどほどにしよう。生地の形が決まったらトッピングを乗せていく。トッピングのカテゴリは野菜・チーズ・肉・魚・果物・ハーブがあり、それぞれにさまざまな食材が用意されている。各食材には重さが表示されており、3段階で調整できる。これによって、たとえばサーモンを一尾丸ごと乗せることも、切り身にして乗せることも可能だ。
ほとんどの食材はピザのトッピングとして馴染みのあるものだが、中にはヘビや蟻、あるいはツナ缶を缶に入ったまま乗せられたりなどお遊び要素もある。トッピングが決まると最後にレシピのまとめが表示され、各食材の使用量から原価が算出される。そして、そこにどれだけの利益を上乗せして販売するかを設定できる。『Pizza Connection 3 – Pizza Creator』でプレイできるのはここまでとなるが、出来上がったオリジナルピザの画像をFacebookに投稿できる機能があり、「いいね」の獲得数の上位10名には『Pizza Connection 3』のSteamキーやオリジナルグッズがプレゼントされるそうだ。『Pizza Connection 3 – Pizza Creator』でのコンテストは8月28日までの期間限定とされており、興味のある方はこの機会に創作ピザ作りを楽しんでみてはいかがだろうか。