PS4本体システムソフトウェア「バージョン5.00 “NOBUNAGA”」の概要が発表、ペアレンタルコントロールの利便性が向上

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月17日、PlayStation 4本体システムソフトウェアの次回大型アップデート「バージョン5.00 “NOBUNAGA(ノブナガ)”」で提供される新機能を発表した。アップデートの日程は後日案内される予定で、現在一部のユーザーを対象にベータテストを実施している。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは8月17日、PlayStation 4本体システムソフトウェアの次回大型アップデート「バージョン5.00 “NOBUNAGA(ノブナガ)”」で提供される新機能を発表した。アップデートの日程は後日案内される予定で、現在一部のユーザーを対象にベータテストを実施している。

今回のアップデートでは、ペアレンタルコントロールの利便性向上が大きな追加機能となる。ユーザーは新たに追加される「ペアレンタルコントロール/ファミリー管理」の設定画面でファミリーメンバーを登録でき、大人のユーザーを「ファミリー管理者」や「保護者」として設定し、子供のユーザーのペアレンタルコントロールを設定できるようになる。ペアレンタルコントロールは子供のユーザーごとに異なる設定にすることが可能で、オンライン機能やほかのプレイヤーとのコミュニケーション機能、年齢制限のあるゲーム、インターネットブラウザーなどの使用制限、またPlayStation Storeで使用できる金額の上限を設定できる。なおオンライン機能を使用できるユーザーは、一つのファミリーに7人まで登録可能だ。

コミュニティ機能も強化され、フレンドに「カスタムリスト」が追加される。たとえば特定のゲームでよく遊ぶフレンドを作成したリストにまとめておくと、ゲームに招待する時などに便利だろう。なお作成したリストはユーザー本人のみが確認でき、ほかのユーザーに公開されることはない。また、「Live from PlayStation」の視聴画面にコミュニティーが表示されるようになり、配信者のコミュニティーへのアクセスが容易になる。PS VRでゲームプレイをブロードキャストする際には、観戦者のコメントをVRヘッドセットの画面にも表示できる。

そのほか、PSボタンの長押しで表示されるクイックメニューから「お知らせ」を確認できるようになる。ゲームをプレイ中であっても即座に確認できるのはありがたい。また、PS VRにヘッドホンを接続した場合、Blu-rayディスクやDVDコンテンツを5.1および7.1バーチャルサラウンドで楽しめるようになる。そして、システム言語のインドネシア語・ギリシャ語・タイ語・チェコ語・ハンガリー語・ベトナム語・ルーマニア語への対応もおこなわれる。

なお、米国PlayStation.Blogではアップデート内容をもう少し詳しく紹介しており、PS4 ProでのTwitch配信時に1080p/60fpsをサポートすることや、クイックメニューへの「パーティーから退出」項目の追加、またクイックメニュー表示時に時計を画面右上に表示させる機能なども紹介されている。日本向けの発表では「主な機能のお知らせ」としているので、こういった機能はおそらく国内のユーザーにも提供されるだろう。詳細は後日発表される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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