早期アクセス期間約4年の『Castle Story』ついに正式リリース。黄色い生物の労働を見守る城作りストラテジー


カナダのモントリオールに拠点を構えるインデイースタジオSauropod studioは、本日8月18日に『Castle Story』を正式リリースした。価格は2480円。『Castle Story』は2013年9月から早期アクセス販売されており、約4年の歳月を経て正式リリースされることとなった。

正式リリースにあわせて、グラフィックの大幅な改善や、回復魔法などを使うThe Artificerを中心とした4種類の兵の追加、リソースやブロックの種類の大幅増加、ゲーム内ヘルプの導入など、多くの新要素を盛り込んだアップデートが実施されているSteamニュースでは、Sauropod studioはこれまで多くの困難があったとしながら、発売日を迎えユーザーに感謝の意を示している。

『Castle Story』は、Bricktronsと呼ばれる黄色い生物に命令を与えて探索させることで資源を収集させ、浮遊する島に城を建てて敵と戦うサンドボックス型のストラテジーゲームだ。自分の城は自由にデザインすることができるが、敵対する生物から守る要塞でもあるので、しっかりと考えながら城を構築する必要もある。ポップな見た目とは裏腹に、説明不足により操作やゲームの仕組みが理解しづらい点が批判を受けているものの、街作りシミュレーションやタワーディフェンスゲーム、RTSなど複数のジャンルの魅力を持ち合わせたゲームデザインは一定の評価を獲得している。

『Castle Story』は実は約4年にもわたる早期アクセス期間をおこなう前にKickstarterキャンペーンを実施しており、約70万ドル(7500万円)を集めていた。早期アクセス期間中は、アップデートの間隔が空くことも多いかつアップデート内容が薄く、そうした不満の影響もあってかSteamレビューのステータスは賛否両論になっている。2016年から本格的なメジャーアップデートが重ねられ、2017年8月にはついに正式リリースに至った。