PS4版『Nidhogg 2(ニーズヘッグ 2)』日本語版が9月に発売決定。一撃死の緊張感とハイスピードな攻防が熱い剣戟アクション続編

日本一ソフトウェアは8月17日、『Nidhogg 2(ニーズヘッグ 2)』をPlayStation 4向けに今年9月に国内発売すると発表した。ダウンロード専用で、価格は1620円(税込)。

日本一ソフトウェアは8月17日、『Nidhogg 2(ニーズヘッグ 2)』をPlayStation 4向けに今年9月に国内発売すると発表した。ダウンロード専用で、価格は1620円(税込)。本作はアメリカのインディースタジオMesshofが開発した格闘アクションゲームだ。日本一ソフトウェアは、海外のインディーゲームを国内PlayStation Store向けに移植・販売するプロジェクト「日本一 Indie Spirits」を展開しており、本作はその第6弾タイトル。同社は前作『Nidhogg(ニーズヘッグ)』の国内発売も手がけていた。

画面上部端にどちらのプレイヤーが進行権を持っているのか矢印で表示される

本作のルールは、横スクロールする7つのエリアが繋がったステージを舞台に、中央のエリアから一方のプレイヤーはステージの右端を目指し、もう一方のプレイヤーは逆に左端を目指すというシンプルなものだ。ステージを先に進むためには相手を倒して「進行権」を獲得しなければならない。倒されても、あるいは攻撃をかわされて先に進まれても、すぐにリスポーンして迎え撃つことができるため挽回のチャンスはいくらでもあり、ステージを右へ左へと綱引きをおこなうようなゲームプレイになる。そしてステージの端にたどり着き、北欧神話に登場する巨大なヘビ「ニーズヘッグ」に自らの身体を生け贄として捧げれば勝利だ。

ステージの端にたどり着いた瞬間、空からニーズヘッグが舞い降りてきてプレイヤーをパクリ

プレイヤーは刺突剣や両手剣、弓、ダガーといった武器を駆使して戦う。使用する武器はゲームスタート時やリスポーン時にランダムに決定される。本作ではどのような攻撃であっても武器に当たりさえすれば一撃で相手を倒すことができるため、攻撃の上段下段の使い分けのほか、それぞれの武器の長所と短所を理解した立ち回りと読み合いが求められる。たとえば両手剣は相手の武器を弾き飛ばしやすいが、攻撃モーションは遅め。弓は遠距離から攻撃できるが、矢の再装填に時間がかかるため接近戦では不利になる。ちなみに武器を弾き飛ばされたり、相手に武器を投げつけて素手の状態になっても、地面に落ちている武器を拾うことができる。また、キックで攻撃することも可能だ(キックの場合は一撃では倒せない)。

*画像は開発中の英語版のもの

ゲームモードには「シングルモード」「マルチモード」そして「オンライン対戦モード」の3つがあり、いずれにおいてもゲームプレイは対人もしくはCPUとの1対1での対戦となる。オフラインの「マルチモード」では最大8人でトーナメント戦をおこなうことも可能だ。ステージは合わせて10種類が登場し、それぞれ環境が大きく異なる。たとえば背丈ほどもある草が生い茂るエリアでは相手の攻撃が見えにくくなるなど、ステージによって相手との間合いの取り方が変わってくるだろう。

2014年に発売された前作は、登場した時代を30年ほど間違えたのではないかと思うほどのクラシックなグラフィックながら、滑らかなキャラクターのアニメーションと、スピーディーに展開する対戦システムで高く評価された。『Nidhogg 2』では基本的なゲームシステムは変わらないものの、そのグラフィックが一新されステージの背景やギミックの情報量が大幅に増えた。また前作では一色のドット絵だったキャラクターは、なんともコミカルなキャラクターで表現されている(キャラクターの肌の色や服装などはカスタマイズ可能)。見た目は大きく変貌したもののゲームプレイの手触りは前作と変わりないため、本作で初めて触れるプレイヤーはもちろん、前作のファンも楽しめる内容となっている。なお英語版ではあるが、本作はSteamでは8月16日に発売されている。

*海外PS4版のトレイラー

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6886