『PUBG』品質向上のためアップデートの頻度を削減。テストサーバでの運用期間に余裕を持たせる


Blueholeは8月16日、『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のアップデート・スケジュールを変更することを発表した。これまでは、バグ修正およびサーバ/クライアント側のパフォーマンス改善を目的とした週次アップデートと、新規コンテンツの追加およびゲームバランスの調整を図る月次アップデートを定期的に配信してきたが、コンテンツを最良の状態で届けるためにも、今後はアップデートの頻度を減らすとの判断に至った。

これまでの定期アップデートでは、期日に間に合わせるため、急ぎ足で新機能の実装に踏み切っていたことや、QAテストの期間が限られていたことから、解決するよりも多くの問題を引き起こしてしまったという。また、テストサーバでの運用期間が1日から2日と短いことから、途中で不具合を発見しても修正できず、該当機能をロールバックした状態で本番サーバに反映するというケースが何度か見られた。今後はテストサーバでの運用期間に余裕を持たせ、より磨き上がった状態で本番サーバに反映していくとのことだ。

8月上旬に月次アップデートが配信された際も、影響範囲の広いラグ、ゲーム内通貨の未付与など、開発陣は不具合対応に追われていた。アップデートの配信スケジュールを変更することで、こうした予期せぬトラブルを減らせるのであれば、そちらの方がより望ましい対応といえるだろう。なお今回の方針変更は、『PUBG』に追加されるコンテンツの総量や、正式リリース時期には影響しないとのことだ。