キツネアドベンチャー『The First Tree』発売日が9月15日に決定。大自然を駆けるキツネを通じて物語を紡ぐ、日本語に対応

インディー開発者のDavid Wehle氏は8月16日、現在開発中の『The First Tree』を9月14日(日本では15日)にSteamで発売すると発表した。価格は8ドル。本作は以前弊誌でも紹介した、大自然を駆けるキツネを通して二つの物語を描くアクション・アドベンチャーゲームだ。

インディー開発者のDavid Wehle氏は8月16日、現在開発中の『The First Tree』を9月14日(日本では15日)にSteamで発売すると発表した。価格は8ドル。本作は以前弊誌でも紹介した、大自然を駆けるキツネを通して二つの物語を描くアクション・アドベンチャーゲームだ。

本作でプレイヤーは、行方知れずになってしまった家族を探す雌キツネを操作し、大自然の中を旅して「The First Tree」と呼ばれる場所を目指す。ゲームではそれと同時に、疎遠になって久しいアラスカに住む父親との再会を願う息子の物語も語られる。旅の途中では簡単なパズル要素やアクション要素もあり、またアーティファクト(人工遺物)を発見することもある。上に掲載したトレイラーを見ると、それは息子の思い出の品々のようだ。そうして両者の物語は期せずして絡み合っていく。

本作は1時間から3時間ほどでクリアできる短いゲームになるそうだが、最大の魅力は美しい自然の表現だろう。トレイラーでは、ほかの野生動物も生息する一面に広がる草原や連なる山々、白銀の世界などが確認でき、時間や四季の移り変わりも感じられる。一方、本作のストーリーについてWehle氏は、自身が体験した父親になることへの戸惑いやそれまで感じたことのなかった種類のストレス、また、Wehle氏の実父にまつわる経験 をもとにして制作したそうで、本作では家族という存在に焦点を当てたかったと語っている。

本作は『Journey』や『Firewatch』『Shelter』といったゲームのファンに向けた作品であるとうたわれており、美しい自然環境の中でのストーリーテリングをメインに据えたゲームプレイは確かに通じるものがある。なお、本作は日本語に対応することが決定している(関連記事)。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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