過去に戻って歴史を書き換える『Time Recoil』Steamで発売。キルコンボからの壁ブチ抜きで道を切り拓くトップダウンシューター

10tons Ltdは8月10日、『Time Recoil』をSteamで発売した。価格は1380円で、8月18日までは25パーセントオフの1035円で購入可能。本作は弊誌でも以前紹介した、見下ろし型視点のアクション・シューティングゲームだ。

10tons Ltdは8月10日、『Time Recoil』をSteamで発売した。価格は1380円で、8月18日までは25パーセントオフの1035円で購入可能。本作は弊誌でも以前紹介した、見下ろし型視点のアクション・シューティングゲームだ。

本作の舞台は1987年。「Mr. Time」と呼ばれるマッドサイエンティストが、大量破壊時空兵器を使用してヨーロッパ各国を恐怖支配していた。そして市民の中にはMr. Timeに抵抗する勢力が生まれ、その中のひとつの組織がタイムスリップを可能にするワームホール生成装置の開発に成功する。これを使って過去に戻り、Mr. Timeを殺して歴史を書き換えてしまおうという計画だ。

しかし、タイムスリップは身体への負担が大きく、過去と現在を一往復した時点で命を落とす者が続出してしまう。そこで組織が目を付けたのが、過去にMr. Timeに投獄されていた主人公の女性だ。彼女はとある実験中の事故の影響でタイムスリップに耐えられる身体を得ており、またMr. Timeへの恨みも抱いている。組織は1981年に生きる彼女のもとへ使いを送り、組織にリクルートすることに成功した。

本作はステージクリア型となっており、武装した警備員が警戒に当たるフロアで情報を入手したり、要人を保護して未来に連れて行ったり、あるいは特定の人物を殺害して歴史を書き換えたりと、さまざまなミッションが登場する。ゲームプレイは『Hotline Miami』や『SUPERHOT』から影響を受けたとしており、基本的には銃器で戦うアクション・シューティングだが、敵を殺すと一定時間スローになることが特徴だ。そしてスロー中にさらに敵を殺し、キルコンボが一定数に達するごとにさまざまなスペシャルムーブが使用可能になる。たとえば2キルすると、前方に短くダッシュして敵を体当たりして倒したり、薄い壁ならブチ抜くこともできる「Dash」が使用できる。部屋がたくさんあるステージが多い本作では、このDashを活用して局面を打開することは重要なテクニックとなる。

ゲームモードは「ストーリーモード」と「ミッションアーカイブモード」がある。後者はストーリーモードでクリアしたステージをふたたびプレイできるモードだが、タイムアタックモードも兼ねており、クリアタイムに応じてランク付けされる。タイムアタックでは如何に効率よく敵を倒すかは当然として、さらに上述したスペシャルムーブを駆使して、どの部屋の壁をブチ壊して最短距離のルートを作っていくかがタイム短縮のカギとなる。ステージは50種類以上収録されており、中には爆発物が置いてある場所もある。銃弾に限りがある本作では、そういった環境を利用するゲームプレイも求められる。

なお、本作はNintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けにも開発中で、こちらは今年9月の発売を予定している。また、年内にはiOS/Android版の発売も計画されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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