4K解像度にも対応したPC版『Rez Infinite』がSteamでリリース開始。年内にはGoogleの「Daydream」向けにも発売へ
米国の「Enhance Games」は、SteamとOculus StoreにてPC版『Rez Infinite』の配信を開始した。同作は2016年10月にリリースされたPS4/PSVR向けの3Dシューティングゲーム。PC版では4K解像度対応や各種グラフィックオプションの追加が盛り込まれており、Oculus RiftとHTC Viveでのプレイに対応している(なお同作はVRヘッドマウントディスプレイがなくても通常のディスプレイでプレイ可能)。
『Rez Infinite』は、2001年にリリースされたレール型3Dシューティングゲーム『Rez』のVR HMD向けリメイクだ。プレイヤーはサイバー空間を行くハッカーとなって、目の前に現れるウイルスたちを撃退していく。『Rez』はもとより敵を撃ち倒すことで音と光の演出が発生する特異なゲームプレイが魅力の作品で、昨年その怪作がVRの力を経てよりパワーアップして帰ってきた(参考レビュー: 『Rez Infinite』レビュー VR世界へ誘う15年前の案内人)。
PC版は4K解像度と60fpsでのゲームプレイに対応しているほか、テクスチャの品質は最大で2倍まで設定可能。各種グラフィックオプションも盛り込まれており、複数のコントローラーにも対応している。また現在は期間限定の『Rez Infinite』購入特典としてゲーム外コンテンツの配信も実施されており、こちらにはデスクトップ壁紙やサウンドトラック、『Rez』のアバターセットやアートブック「メイキング・オブ Rez」のサンプルが収録されている。
なお今回の発表に合わせて配信されたプレスリリースでは、今年後半にはGoogleのVRプラットフォーム「Daydream」向けにもリリース予定であることが明らかにされている。VRの力を経て蘇った『Rez』は、今後もさらにプラットフォームを問わない展開を見せていくようだ。