ボイスチャットで笑いを取るお笑いオンラインゲーム『Comedy Night』PC版のベータテストが開催へ。Steamにてコメディアンを募集中

「Lighthouse Game Studio」は、PC版『Comedy Night』のベータテストを実施すると発表した。2012年にXbox Live Indie Games(以下、XBLIG)にてリリースされた同作は、コメディアンとなったプレイヤーが舞台上にてボイスチャットを通じてジョークを披露し、同じくプレイヤーである観客たちがリアクションを示すというお笑いオンラインゲームだ。

「Lighthouse Game Studio」は、PC(Steam)版『Comedy Night』のベータテストを実施すると発表した。2012年にXbox Live Indie Games(以下、XBLIG)にてリリースされた同作は、コメディアンとなったプレイヤーが舞台上にてボイスチャットを通じてジョークを披露し、同じくプレイヤーである観客たちがリアクションを示すというお笑いオンラインゲームだ。XBLIG版から5年の時を経て登場するPC版ではグラフィックや各種システムがオーバーホールされ、独自のアバター機能なども追加されていることが確認できる。

プレイヤーは自身が作成したアバターを通じて、コメディアンか観客かを選択してゲームに参加することになる。コメディアン側のユーザーはジェスチャーを混じえながらボイスチャットでジョークを披露し、それに対して観客側は「笑う」「ブーイング」といったリアクションを示していく。なおXBLIG版では、観客側のプレイヤーもボイスチャットを通じて話すことが可能で、つまらないコメディアンに対しては辛辣な野次が飛ぶといったシーンもあった(なお観客のチャットはオン/オフが切り替えられる)。

またユニークなのが、『Comedy Night』では2人のコメディアンが壇上に立つことができるという点だ。日本で言う漫才のようにお互いに掛け合うコメディを披露することもできるし、逆に1対1の対戦形式で互いに笑いを競い合うこともできる。本作には観客による投票システムも存在しており、3人の観客からキック投票されたコメディアンは、強制的に舞台から降ろされることになる。

なお「Lighthouse Game Studio」は、2009年に南アフリカ共和国にて設立され、当初はXbox 360向けに低価格の実験的な格作品をリリースしてきたスタジオ。近年は2015年に『Shark Attack Deathmatch 2』をSteamにて298円で発売している。

現時点で『Comedy Night』の対応言語は英語のみとなっており、ゲーム内でのボイスチャットも英語が主流になると思われる。ただ、異言語でジョークを語らう人々との交流を楽しめる同作のコンセプトは、唯一無二で非常に魅力的だ。自信のあるコメディアンもとい興味のある観客は、こちらでコメントを投稿してベータテストにぜひ参加してみよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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