『クラッシュ・バンディクー』初期3部作のPS4向けリマスター、世界各地で絶好調な売り上げをキープ

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イギリスのゲーム業界団体UK Interactive Entertainment(Ukie)は7月31日、7月23日から29日までの同国内でのゲームの売り上げランキングを公開した。同団体は、PlayStation 4向けに販売中の『Crash Bandicoot N. Sane Trilogy(クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!)』(以下、『クラッシュ・バンディクー』)が、発売から5週のうち4週で1位を獲得するなど好調な売り上げを続けていることを伝えている。

『クラッシュ・バンディクー』は6月30日にイギリスで発売されるやいなや、爆発的な人気によりその週の売り上げトップに輝く。具体的な売り上げ本数は不明だが、2017年の新作タイトルとしては『Ghost Recon Wildlands』に次ぐローンチセールスをあげたと海外メディアEurogamerなどで報じられた。同作がマルチプラットフォームで発売されたことを考えれば、PS4向けのみで2位につけたことの意味は大きいだろう。『クラッシュ・バンディクー』は『FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE』の発売週に一度3位に順位を落とすが、前述したようにそれ以外の週はすべて売り上げ1位となっている。その間、Nintendo Switch向けに発売された『スプラトゥーン 2』にもトップの座を譲らなかったということは注目すべき点だ。

一方、アメリカにおいても『クラッシュ・バンディクー』は好調なセールスを上げている。同国では調査会社NPD Groupのレポートをもって報じられることが多いが、その6月の売り上げランキングで『クラッシュ・バンディクー』は4位につけている。海外メディアVG247などによると、同作の販売元Activisionはこの調査結果に対して、発売日が6月の末日だったことや、PS4でのみ発売されたことを考えれば素晴らしい結果だというコメントを出している。また、6月の全世界でのパッケージ販売では売り上げ1位だったことも明らかにしている。

なお、NPD Groupの7月のレポートはまだ発表されていないが、先ほどアメリカのPlayStation Storeの売り上げランキングを確認したところ、『Rocket League』に次ぐ2位につけていることから、同国でも高い人気をキープしているようだ。また、NPD Groupがオーストラリアとニュージーランド向けに提供している最新レポート(7月17日から23日)では、両国共に『クラッシュ・バンディクー』が1位となっている。6月末から7月はゲームの発売が集中する時期ではなくライバルが少ないという面はあるが、それでもここまで幅広い地域にてトップセールスを記録している点からは、いまだ同IPに人気が根強く残っていることがうかがえる。

8月1日時点のアメリカPlayStation Storeのゲーム売り上げランキング

『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』は、シリーズの初期3作をリマスターして1本にまとめた作品だ。主人公クラッシュの妹ココが全作でプレイアブルになったり、原作ではボツになったステージのDLCが配信されたりと、初めて触れるプレイヤーはもちろん、当時を知るプレイヤーでも新たな気持ちで楽しめる作品となっている。また賛否両論があるものの、すべての作品の操作性に一貫性を持たせるためジャンプの仕様をそろえたことにより、原作よりもやや高難易度な内容となっている。本作は国内では明後日8月3日にいよいよ発売を迎える。

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