『Stationeers』がSteamで9月にリリース決定。食料や電力や空気を管理、複雑すぎる宇宙ステーション運営ゲーム
開発スタジオ「RocketWerkz」は、『Stationeers』をSteam早期アクセスを通じて9月にリリースすると発表した。RocketWerkzは、『DayZ』の生みの親として知られるDean Hall氏が設立した小規模スタジオだ。氏がデザインする新作『Stationeers』は、宇宙ステーションを運営するタイトルとなっており、今年3月のイベント「EGX Rezzed」にて正式発表されていた。
ゲーム中には「大気」「電力」「医療」「農業」「食料」「重力」といった複数の要素が存在しており、プレイヤーはこれらを管理しつつ、宇宙ステーションの構築・運営をフレンドと協力して進めていく。こう聞くと近年よくあるサンドボックスゲームの1つと思うかもしれないが、本作はより各要素のレイヤーが複雑に絡み合うような作品を目指している。Hall氏が投稿している開発映像では、細かなパイプ・ケーブルの構築からはじまり、各種デバイスやロジックコンピュータの設置・接続が披露されており、扉の開け閉めにもコントロールパネルが必要であることがわかる。
※今年6月に公開された開発映像。簡易な惑星基地を建設するのに、非常に多数の工程が必要なことがわかる
開発陣は本作を「カジュアルなゲームではない」としており、それぞれの要素が複雑に絡み合うなかで最適解を見つけることが楽しいプレイヤー向けの作品に仕上げることを明らかにしている。たとえば『Factrio』や『Minecraft』の工業化Modなどが好きなプレイヤーは、本作をチェックしてみてもいいかもしれない。
なお『Stationeers』の早期アクセス期間は1年程度にて終える予定で、もしコミュニティからの反響があった場合には2つ目のロードマップが公開される予定とのこと。本作は『Kerbal Space Program』や『Rim World』のような早期アクセスタイトルから影響を受けており、コミュニティとの対話を通じて開発を進めていくことを目指している。