死を背負いながらド斜面を駆け下りる、ダウンヒル・バイクゲーム『Discenders』が正式発表。スリル満点のスピード感がすごい
パブリッシャーの「No More Robots」と開発元の「RageSquid」は、ダウンヒル・バイクゲーム『Discenders』を正式発表した。「ダウンヒル」とは、マウンテンバイクにて斜面を下っていきタイムを競い合う競技種目のことだ。超スピードで急斜面を走る危険なエクストリームスポーツとしても知られており、ひとまず本作のトレイラーを見ればそのスピード、危険度、スリルはよくわかるだろう。
※すさまじいスピードで左右に流れていく背景とぼやける視界によって演出されるスピード感。コントロールを失うまいと地平へ鋭く傾く車体が、ほかのレース系ゲームにはないスリルを感じさせる
本作にはライダーの細やかな動きを操作できるコントロールシステムと物理エンジンが搭載。自動生成によって生みだされたランダムなワールドを、プレイヤーはおのれの反射神経と勘を頼りに下っていくことになる。トレイラーを見る限りでは、ロケーションは青々とした山道から砂埃舞う山岳地帯、さらに白い雪山とさまざまで、コースごとに昼夜の時間帯も設定されているようだ。ほかにも映像からは、三人称視点だけでなく一人称視点モードも搭載されていることが確認できる。
プレイヤーがゲーム内でいずれかのチームに所属する点も本作の特徴である。チームはトリック重視の「Enemy」、オフロード重視の「Arboreal」、スピード重視の「Kinetic」の3種類。プレイヤーたちは活躍することで「Repポイント」を獲得することができ、ポイントの総合点が高いチームには、特別な賞が与えられるという。この「Repポイント」は、獲得することでバイクやパーツを入手することもできる。
なお詳細は不明ながら、本作ではトレイラー最後のようなミスを犯すと、なんらかのペナルティが課せられる模様。ゲームの解説では「何度もベイル(緊急脱出)していると、すべてを失うことになるかもしれない」「失敗がリアルな結果を生む」と説明されており、ゲームの世界ながらもミスによってはポイントやバイクや選手生命を失う緊張感のあるダウンヒルに臨めるのかもしれない。
なお「No More Robots」はイギリスで新設されたパブリッシャーで、本作『Descenders』は同社にとっての第1弾タイトルとなっている。開発を担当するオランダの「RageSquid」は、2015年5月にリリースされたハイスピードなマルチプレイヤー3Dアクションゲーム『Action Henk』を手掛けたスタジオであり、本作の出来にも期待が持てそうだ。『Descenders』はPC(Steam)向けおよびPS4/Xbox One/Nintendo Switchにて2018年リリース予定となっており、現在はDiscordを通じてベータテストへの参加者を募集している。