『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は半年もの間に約127億円を生み出した、調査会社を介したデータが公表

 

海外メディア Deconstructor of Funは、モバイルアプリデータ調査会社Sensor Towerを介して入手したデータを公表し、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』の収益が114万ドル(127億円)に到達したと明かしている。同アプリに配信が始まったのが2017年2月2日であると考えると、約半年間に100億円以上もの収益を任天堂にもたらしていることになる。

Image Credit: Sensor Tower via Deconstructor of Fun

公表されている具体的なデータを見てみると、『ファイアーエムブレム ヒーローズ』は、App Storeでは610万、Google Playでは560万ダウンロードされている。これに対し同アプリが生み出した収益は、App Storeでは6100万ドル(68億円)、Google Playでは5300万ドル(59億円)とされている。ダウンロード数は世界基準で見るとそこまで多くないものの、収益は非常に多い。固定ファンが有料コンテンツにお金を支払っているということだろう。

Image Credit: Sensor Tower via Deconstructor of Fun

課金ユーザーの割合としては、日本ユーザーが66%、アメリカユーザーが24%、カナダユーザーが4%、6%がその他となる。約7割近くのユーザーが日本のプレイヤーのようだ。

以前、任天堂の君島社長は第77期定時株主総会質疑応答(リンク先はpdf)にて、「『ファイアーエムブレム ヒーローズ』のダウンロード数は『スーパーマリオ ラン』の10分の1にも達していませんが、お客様からお支払いいただいている金額は『スーパーマリオ ラン』を超えています。」と語っており、同アプリの売上が好調であることを示唆していた。

公式発表ではない以上これらの数字は推測でしかないが、App StoreでもGoogle Playでもセールスランキング上位に位置付け続けている「手強いシミュレーション」が、任天堂に多大な収益をもたらしていることには間違いなさそうだ。

任天堂の次なるモバイル向けアプリである『どうぶつの森』は、2017年度中の配信が予定されている。