『サイコブレイク2』最新映像公開。最愛の娘を救うため、セバスチャンは自らのトラウマと対峙する
Bethesda Softworksは7月19日、サバイバルホラー『サイコブレイク2(The Evil Within 2)』の最新トレイラーを公開した。本作は不幸のドン底に落ちた主人公セバスチャン・カステヤノスの「贖罪の物語」。彼は元同僚のジュリ・キッドマンから、数年前の火災で亡くなったはずの娘が実は生きており、「STEM」プロジェクトの黒幕「メビウス」によって「STEM」の新たな実験台として使われていることを知らされる。セバスチャンは娘リリーを救い出すためにも、再び悪夢の世界へと飛び込まなくてはならない。
「全部お前のせいだ」。その言葉が脳裏にこびりついて離れないセバスチャンの苦悩、彼のトラウマから生まれた幻覚、何者かから逃げる少女の姿。さらには謎の殺人鬼「ステファノ」との遭遇、新たなクリーチャーとの戦闘、パワーアップしたガジェットの使用例などが確認できるトレイラーとなっている。はたしてセバスチャンは「STEM」の世界が、そして娘リリーの精神が崩壊する前に彼女を救助し、「平和と日常」を取り戻すことができるのだろうか。
ゲームディレクターのJohn Johanas氏が「セバスチャン・カステヤノスはかつて刑事でしたが、今回は喪失と絶望の中で足掻くひとりの人間としての部分に焦点を当てています」と語るように(公式ブログにて)、前作よりもパーソナルな物語となる『サイコブレイク2』。今回のセバスチャンは「逃げるのではなく、逆に悪夢の原因を突き止めようと奔走」する。
前作をプレイしておらず物語の流れを把握していない方、もしくは発売前に前作のあらすじを復習しておきたい方は公式の「ストーリーFAQ」を、さらに続編の物語について知りたい方は同じく公式の「サイコブレイク2をより深く知る13のヒント」が参考になる。前作のセバスチャンについてBethesdaのPete Hines氏が、プレイヤーを惹きつける要素がなく感情移入しづらいキャラクターであったと語っていたのに対し(関連記事)、今作の公式からの情報発信では「今の彼には明確な目的があります」「意図せず迷い込むのではなく、自らの意思でSTEMに戻るのです」といった説明が繰り返されており、共感しやすいキャラクターに変化させようと試みていることが分かる。
Tango Gameworksが開発を担当する『サイコブレイク 2』の海外版は10月13日、国内版(コンソール)は10月19日リリース予定。対象プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneであり、先行予約特典の「Last Chance Pack」には、悪夢の世界「ユニオン」でのサバイバルに役立つ「バーストガン」「クラフトアイテム」「医療アイテム」が含まれている。なお今作のゲームディレクターは三上真司氏ではなく、前作のジュリ・キッドマン関連DLCのディレクターでもあったJohn Johanas氏が担当している。