将棋+カードシミュレーション『DUELYST』米国バンダイナムコと販売元契約を締結、アカウントをバンナムアカウントと統合へ

BANDAI NAMCO Entertainment Americaは7月6日、Counterplay Gamesと提携し、同スタジオが手がける『DUELYST』の販売元となってサポートしていくことを発表した。『DUELYST』は、トレーディングカードゲームと将棋のような概念をかけ合わせたような対戦ゲームだ。

BANDAI NAMCO Entertainment America(以下、米国バンダイナムコ)は7月6日、Counterplay Gamesと提携し、同スタジオが手がける『DUELYST』の販売元となってサポートしていくことを発表した

『DUELYST』は、2014年に実施されたKickstarterキャンペーンの成功によって開発された、トレーディングカードゲームとターン制ストラテジーゲームあるいは将棋のような概念をかけ合わせたような対戦ゲームだ(関連記事)。6つの勢力に分かれた400種類以上のカードから40枚のデッキを組み、5×9のマスの中で相手のジェネラル(大将)を討ち取るべく戦う。本作は、基本プレイ無料タイトルとして昨年Windows/Mac版がSteamで発売され、高い評価を得ている(公式サイトでもクライアントが配布されている)。

今回の提携について米国バンダイナムコのデジタルゲーム担当シニアディレクターのIn Joon Hwang氏は、「『Diablo III』や『ラチェット&クランク』を手がけた開発者を擁するCounterplay Gamesの評判は輝かしいもので、彼らと共に仕事できることを光栄に思います。『DUELYST』は、我々の基本プレイ無料タイトルのカタログに新たな一面をもたらすことになり、ファンや新規プレイヤーにリッチかつ没入感のあるゲームプレイを届けられることを楽しみにしています」と語る。

一方のCounterplay Gamesは、米国バンダイナムコと提携した理由について公式サイトで説明している。それによると、同スタジオは常々『DUELYST』を拡張し成長させていく機会をうかがっていたが、いくつか交渉した中で米国バンダイナムコの担当チームは実際に本作の大ファンだったことを知り、本作への情熱を共有できるパートナーであるとして提携を決断したという。

この提携により、米国バンダイナムコはマーケティングやカスタマーサービスを含む販売元としての業務を全面的に担当し、それによってCounterplay Gamesは、すべての労力と時間を本作の開発だけに注ぐことができるとしている。提携前後でゲームデザインに大きな変更が加えられることはないが、プレイヤーには『DUELYST』のアカウントと米国バンダイナムコのアカウントを統合する手続きを求めるという。これによって米国バンダイナムコは本作のサーバー管理を円滑におこなうことができ、一方のプレイヤーは米国バンダイナムコによるユーザーサポートを全世界どこからでも受けることができる。

拡張パック「Unearthed Prophecy」で追加されるカードの一部

なお本作においては、7月11日に拡張パック「Unearthed Prophecy」が配信予定となっている。さらに、今回の提携を記念して7月11日から8月1日までの間に本作にログインすると、「Core Setオーブ」を3つと「Bandai Namco Healing Mysticスキン」がプレゼントされる。また、米国バンダイナムコとCounterplay Gamesは、日本時間7月11日午前10時から公式Twitchチャンネルで生放送をおこなう予定で、ユーザーからの質問に答えたり、拡張パックの内容などについて語るとのこと。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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