『グウェント ウィッチャーカードゲーム』ホットフィックス配信開始、デッキ構築の多様性を見直し
CD Projekt REDは5日、PlayStation 4・Xbox One・PC向け『Gwent』(グウェント ウィッチャーカードゲーム)のアップデートを実施し、前日の公式ライブ動画で告知していたホットフィックスを配信した。今回のアップデートは、全体的なゲームバランスの調整、およびフィードバックで報告されていた致命的な不具合の修正を目的にしている。
ゲームバランスに関しては、先月に配信された前回のアップデート以降、スケリッジやモンスターをはじめ一部勢力の強力なカードに対するメタデッキが使用率の大半を占めており、デッキ構築から多様性が損なわれていた。特に「天候」カードや戦力値を持ち越す「継戦」カードを主体にしたデッキが強力で、対抗策を持たないプレイヤーにとっては為す術がなかった。結果、それら流行デッキと対抗デッキだけでマッチングがあふれかえる状況が続いていた。
こうした現状を改善するために、今回のアップデートでは天候効果の見直しに加えて、どのデッキでも使用されていた強力なカードが大幅に下方修正されている。前回の記事でも伝えたように、中でも「濃霧」「豪雨」「冬将軍」「スケリッジの嵐」の仕様が変更されたことによる影響は大きい。このほか、「ヤルマール」「カンビ」といったスケリッジの人気カードや、「ヴィレントレテンマース」「転生」といった強力なニュートラルカードを中心に、カードの効果や戦力値が見直されている。
ゲーム修正については、対戦相手がマリガン中に画面が暗転しないよう仕様変更、「血まみれ男爵」がラウンド終了時ではなく開始時にデッキの一番上に移動することがある問題を修正、「ガレットのレソ」「サキュバス」といった敵陣に配置できるユニットを近接列にしか置けない不具合を改めて修正、「サブリナ・グレヴィッシグ」が列にある別のユニットと同時に破壊された際に同列のユニットの戦力値を0に変えてしまう問題を修正、「アン・クライト一族の略奪者」を捕食する行為が「破棄」にカウントされる問題を修正など、システムおよびカード効果における致命的な不具合が数多く取り除かれている。
詳細なパッチノートは公式サイト、もしくはアップデート後のゲーム画面から確認できる。なお、下方修正の対象カードは、ホットフィックス配信後から3日間に限り、粉砕時に得られる紙片と星の粉の量が同カードを生成するのに必要な紙片と星の粉の量と同等になる。