Rebellionが世界征服シミュレーションゲーム続編『Evil Genius 2』を発表。開発には『Sniper Elite 4』のAsuraエンジンを使用

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Rebellionは7月4日、世界征服シミュレーションゲーム『Evil Genius 2』の開発に着手していることを明らかにした。初代『Evil Genius』はElixir Studiosが開発し、2004年にPC向けに発売された。プレイヤーは世界征服を目論む悪の総帥となり、無人島に秘密基地を建設する。基地に使用できるユニットは300種類以上あり、それらをうまく配置して、世界征服に欠かせない手下の者どもを管理しなければならない。また、基地には不穏な動きを嗅ぎ付けた各国の軍隊が襲ってくるため、リクルートした戦闘員を警備にあたらせたり、トラップを仕掛けるなどして撃退するのだ。同作は現在もSteamなどで販売されており、高い評価を得ている。

*『Evil Genius Online』トレイラー

『Evil Genius』の続編については、初代を発売したすぐあとにElixir Studiosから開発中であることが明らかにされていたが、2005年に同スタジオが倒産したため計画はなくなってしまった。その後、Rebellionが『Evil Genius』の権利を買収して、2015年にアレンジ版となる『Evil Genius Online』をiOS/Android/Facebook向けに発売し(現在はサービス終了)、そして現在に至る。

Rebellionは『Evil Genius 2』について、数年前にも発表する可能性があったという。その時は、クラウドファンディングで資金を募って開発する計画だったが、『Sniper Elite』シリーズや『Zombie Army Trilogy』『Battlezone』の開発を優先させたため、『Evil Genius 2』は一旦保留された。そして、これらのゲームが成功を収めることができたため、クラウドファンディングをする必要がなくなり、今回の発表となった。

さて、『Evil Genius 2』はどのようなゲームになるのか、Rebellionはリマスターなどではなく完全新作だと強調しているが、それ以外については一切を明らかにしていない。というのも、今年の春から開発を始めたばかりそうで、現在は『Sniper Elite 4』などで使用された同スタジオの独自ゲームエンジン「Asura」を本作のようなシミュレーションゲームで初めて利用するための下準備をおこなっている段階だという。それが済んでから開発チームを拡大し、ゲームデザインなど本格的な開発に入るとしている。なお、『Evil Genius Online』のような基本プレイ無料タイトルにはならないとのこと。発売時期もまだ明らかにされていないが、現在はPC向けにリリースすることに注力しつつ、ほかのプラットフォームについても検討するとしている。

*RebellionのCEO Jason Kingsley氏が、現在開発中の『Strange Brigade』や『Rogue Trooper Redux』などについて語り、そして『Evil Genius 2』を発表している。

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