なめくじ猫アクション『Rain World』拡張アプデが配信決定。「黄色なめくじ猫」でより平和的なプレイ可能に

2D探索アクションゲーム『Rain World』にて、新たなプレイアブルキャラクターを含むアップデートが実施されることが明らかとなった。配信時期は未定。

2D探索アクションゲーム『Rain World』にて、新たなプレイアブルキャラクターを含むアップデートが実施されることが明らかとなった。配信時期は未定。今年3月29日にSteamで発売された『Rain World』は、洪水によって沈みつつある廃墟と化した世界を「なめくじ猫」が進むタイトル。美麗な2Dアニメーションや退廃的な世界観が魅力的な一方で、多種多様な生物たちによる厳しい食物連鎖をゲームプレイで忠実に描いており、見た目に反して高い難易度を持つ作品としても知られていた。

※今年3月に公開されたトレイラー

拡張アプデでは、まず新たな2匹のプレイアブルキャラクターが追加される。より平和なプレイを求めるプレイヤー向けの黄色いなめくじ猫「The Monk」は、プレイしている際にほかの生物(プレデター)の攻撃性が低くなり、より簡単に友好関係を築くことができる。たとえほかの生物と戦闘行為が発生したとしても、生態系における評判はより早く回復するという。また「The Monk」は必要な食料が少なくて済むという特徴もあるのだが、一方で肉体的には弱く、聖人のようなプレイイングが求められることになる。世界観を楽しみたいのにゲームが難しすぎたというプレイヤーにとっては、魅力的な選択肢となるだろう。

一方でピンク色のなめくじ猫「The Hunter」は、よりバイオレンスなゲームプレイを求めるプレイヤー向けのキャラクター。巨大なプレデターまでもを捕食することができ、代謝を高めることでより早く強く動くことができるが、冬眠にはさらに多くの食料が必要になるという。また、背中に予備の槍を持つことができるようになっている。

このほか拡張アップデートでは、複数の新たなプレデターが追加される予定。それぞれ3種類のなめくじ猫の世界に登場し、独自の生態系を築いているという。また最大4人・50マップ以上でプレイできるアリーナ型の対戦マルチプレイヤーモードと、レベルエディターも盛り込まれる予定となっている。すでにModツールは「RainDB」にて配信されているので、現在Steamで40パーセントオフにて販売している本編含め、気になったユーザーはチェックしてみよう。

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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