セール非対象の『PUBG』が首位、『ニーア オートマタ』らが後を追う。先週のSteamセールスを観測する「振り返りSteam」
Steamストアにおける「全世界売り上げ上位」を観測し、チャートに浮上した最新作や注目作を独断と偏見で紹介する週間連載企画「振り返りSteam」。第十五回となる今回は6月19日(月)から6月25日(日)のSteamランキング情報をお届け。
PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
今月6月23日よりSteamサマーセールが開催中であるが、そんな催しもなんのその。ノリにのっている『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)が首位を獲得している。セール中は人気タイトルが大幅に値下げ販売されており、稼ぎ時ともいえる。そうした状況をもってしても首位に君臨し続ける爆発的人気は、驚きを隠せない。
ゲーム内容が人気を呼んでいるのはもちろんのこと、細かい調整がメインのWeeklyアップデートや大幅な見直しをはかるMonthlyアップデートなど、定期的に目の見える形で改善及び進化が感じ取れる配慮が用意されていることも大きい。SNSを巻き込み盛り上がりを見せている部分も大きく、ある種ユーザー主導のヒットタイトルであるとも言える。発売3か月での400万本販売という数字も、そうした結果なのだろう。
ニーア オートマタ
『PUBG』を追うのは、常連ともいえる人気タイトル『Grand Theft Auto V』と『The Witcher 3: Wild Hunt – Game of the Year Edition』。そしてその後を追う四番手は『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』となっている。『ニーア オートマタ』は今年3月に発売され、セールス上位をキープしていた。さすがに発売から2か月ほど経った頃には上位といえどトップ10入りすることは難しくなっていたが、Steamサマーセールにて30%オフで販売されていることもあってか、トップ4の位置に付けている。ちなみにSteam Spyによると、同作のSteam版の販売本数は43万本となっている。
今年4月と5月には『ニーア オートマタ』の開発元であるプラチナゲームズが手がける『ベヨネッタ』や『Vanquish』がリリースされ、同様に好調なセールスを記録している。開発元やジャンルは異なるが『鉄拳7』などもロケットスタートを切っており、Steamにて国内タイトルの好調さが目立つ。それぞれの作品のクオリティが評価されてのことだと思われるが、『ニーア オートマタ』はある種の火付け役になっているとも考えられるだろう。
Stardew Valley
セールが実施された際に、必ず上位にあがってくるのは『Stardew Valley』。同作は、初期の『牧場物語』を目指して開発されたシミュレーションゲームだ。発売されやいなや瞬く間に人気が広がり、Steam版だけで200万本以上を売り上げた。定価が1480円ということもあり、40%オフでも888円という価格で購入できることも、人気の秘訣だろう。Steam版に日本語が追加されたことは、ご存知の方もいられると思うが、実は海外向けに販売されているPlayStation 4/Xbox One版にも日本語が追加されたとのことなので、コンソール機で牧場ライフを堪能したい方は、海外版の購入を検討してみてもいいだろう。
先週AUTOMATONで紹介した、発売もしくは正式リリースされたタイトルは以下のとおり。