『Rust』Steamにて返金された本数は32万本以上で約430万ドル(約4.9億円)分に、一番多い理由は「面白くない」

Steamの人気ゲーム『Rust』の開発者として知られるGarry Newman氏は、同作がSteamにて返金されてきた本数や金額を明らかにした。返金された本数は売り上げの約6パーセントにあたる32万9970本、金額にして438万2032ドル(約5億円)になるという。

Steamの人気ゲーム『Rust』の開発者として知られるGarry Newman氏は、同作がSteamにて返金されてきた本数や金額を明らかにした。返金された本数は売り上げの約6パーセントにあたる32万9970本、金額にして438万2032ドル(約4億9000万円)になるという。

https://twitter.com/garrynewman/status/880154963334365185

『Rust』は2013年に早期アクセスを通じてリリースされたサバイバルゲームで、開発は『Garry’s Mod』の制作者として知られるNewman氏と彼のスタジオFacepunch Studiosが担当している。Steamのプレイヤー数ランキングでは常に上位に常に食い込んでいる作品であり、Steam APIのデータを収集するSteam Spyによれば、ゲームの所有者数は550万人近くとされている。

Steamには返金システムが存在しており、Steamストアで2週間以内に購入、かつプレイ時間が2時間以内の作品であれば、いかなる理由でも返金要請をすることが可能だ。返金の際には、ユーザーはどのような理由で返金を求めるのかを記すことになるが、ユーザーの質問に返答したNewman氏によれば、もっとも多い理由が「面白くない」で、次いで「パフォーマンスが悪い」が多かったという。Newman氏はこの理由について「とてもフェアだと思う」ともしている。

このツイートに対してはさまざまな意見が寄せられており、数字の大きさが目を引く一方で、6パーセントの返金率は悪くないとの意見も示されている。たとえばインディーゲームデベロッパー2xMilkの創設者であるTopher氏は、自身の最新作『VThree』の返金率は17パーセントだったとも伝えている

Shuji Ishimoto
Shuji Ishimoto

初代PlayStationやドリームキャスト時代の野心的な作品、2000年代後半の国内フリーゲーム文化に精神を支配されている巨漢ゲーマー。最近はインディーゲームのカタログを眺めたり遊んだりしながら1人ニヤニヤ。ホラージャンルやグロテスクかつ奇妙な表現の作品も好きだが、ノミの心臓なので現実世界の心霊現象には弱い。とにかく心がトキメイたものを追っていくスタイル。

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