『HITMAN』プロローグステージ「ICA Facility」が無料化。ICAの採用試験を受けるエージェント47の過去を体験
Io-Interactiveは6月21日、『HITMAN』のプロローグステージ「ICA Facility」を無料化すると発表した。すでにすべての発売プラットフォームで実施されており、国内ではSteam版が入手可能だ(ストアの「デモをダウンロード」から入手)。
このプロローグステージでは、『Hitman』シリーズの主人公エージェント47が、暗殺機関ICA(International Contract Agency)の採用試験を受ける過去の物語が描かれており、プレイヤーは二つの試験(ミッション)に臨む。いずれの試験のマップもICA Facility内に再現されたセットで、登場人物はすべてICAの役者。47が使用する武器も模造品という設定になっている。
最初の試験の舞台は、オーストラリア・シドニーの港に停泊中のプライベートヨット。プロの泥棒であるKalvin Ritter、通称The Sparrowが多数のゲストを招いて船上パーティーをおこなっており、プレイヤーは船内に潜入し、ゲストやクルーに気付かれることなくThe Sparrowを暗殺する。
そして最終試験は1979年におこなわれた作戦をもとにしたミッションで、キューバにある空軍基地が舞台となる。暗殺目標はアメリカの著名チェスプレイヤーJasper Knightで、彼はソビエトのスパイだ。プレイヤーは厳重な警備をくぐり抜けてターゲットに接近しなければならない。
プロローグステージではこれらのメインミッションのほかに、Escalation Contractsと呼ばれる追加配信されたミッションが2種類、さらにユーザーがContracts Modeで作成・共有したミッションがプレイ可能。また、特定の条件を満たすことで達成できる40種類以上のチャレンジも収録されている。
なお、今回のプロローグステージ無料化に合わせて、これまで個別に販売されていた各エピソードは販売終了し、すべてのエピソードが収録された「THE COMPLETE FIRST SEASON」に一本化されている。そのため、ほかのエピソードもプレイしたい場合はこちらを購入することになる(プロローグステージでの進行状況は引き継がれる)。Steam版の「THE COMPLETE FIRST SEASON」は定価8568円だが、現在66パーセントオフの2912円で購入可能だ。
Io-Interactiveは先日、『Hitman』シリーズの権利を持ってスクウェア・エニックスから独立したことを発表しており、今回の無料化はインディースタジオとなって初めての施策となる(関連記事)。『HITMAN』の今後についてはまだ多くは語られていないが、“SECOND SEASON”へと続いていくよう期待したい。なお、本作は8月10日にPC/PlayStation 4/Xbox One向けに「THE COMPLETE FIRST SEASON」が国内発売予定だが、日本語版においてもプロローグステージが無料で配信されるかどうかは不明だ。