『Nidhogg 2』ゲームプレイ映像が公開。見違えたビジュアルに新たな武器。ただしゲームプレイの根幹は変わらず
先日開催されたE3 2017で、インディースタジオMesshofは『Nidhogg 2』を出展しており、PlayStationブースでは開発者を招いてのゲームプレイが披露され、その時の映像が公開されている。
前作の『Nidhogg』は、2014年にPCやPlayStation 4/Vita向けに発売された(国内では、日本一ソフトウェアが今年2月に日本語版を発売した)。同作は、タイトーのアーケードゲーム『グレートソードマン』から影響を受けて開発された、極めてシンプルな2Dビジュアルに剣戟アクションを組み合わせた対戦アクションゲームだ。それぞれのプレイヤー(またはCPU)は、ステージ左右最端のエリアを目指して戦う。倒されても、あるいはかわされて先に進まれても、すぐにリスポーンできるため何度でも挽回のチャンスがある。文字どおり一進一退の駆け引きをおこなった末、最端エリアに到達してNidhogg(ニーズヘッグ)と呼ばれるモンスターに自らの身体を捧げれば勝利だ。
公開された映像では、MesshofのMark Essen氏とKristy Norindr氏が本作についての質問にいくつか答えている。まず、前作からガラッと変わりファンに衝撃を与えたビジュアルについては、なにか新しいことを試したかったからだと回答している。ピクセルアーティストのToby Dixon氏を迎え、彼のアートスタイル活かすことを念頭に開発しており、新しいキャラクターアニメーションも導入している。キャラクターのコミカルな走り方や、やられると骨までバラバラになって魂が抜けていくアニメーションがその例として言及されている。
一方、前述したようなゲームの基本的なルールに変更はなく、シンプルな操作で楽しめるゲームプレイについても前作から変えないように心がけたそうだ。ただし、本作では剣のほかに弓矢やナイフ、斧といった新しい武器が登場している。所持する武器はリスポーン時にランダムで決まるそうだが、それぞれ特徴が異なるため、間合いの取り方などに頭を使う必要がありそうだ。ゲームプレイ映像を見る限りリーチの極端に短いナイフが不利そうだが、武器は投げることもでき、また何度でもリスポーンして武器を変更できるので、ゲーム全体として見れば良いアクセントになるかもしれない。
ゲームはさまざまな環境のステージをワールドマップから選んでプレイでき、映像ではCastle・Beach・Wilds・Airship・Winter・Volcano・Nastrond・Dungeon・Cloudsの9種類のステージが確認できる。高低差があったり、地面のマグマが動いていたり、あるいは家に入ってドアで攻撃をブロックできたりとステージによって異なるギミックが用意されている。最終的には10種類以上のステージが登場するそうだ。ゲームモードにはシングルプレイのほか、オンライン/オフラインでの対戦マルチプレイ、そしてトーナメントモードが収録される。
映像では「プレイヤーにどのように感じてもらえたら、本作は成功だと考えていますか?」との問いに、Kristy Norindr氏が「友情がぶっ壊れたら!」と冗談めかして答えていたのが印象的だ。本作は今年の夏にSteamとPS4向けに海外にて発売予定。