宮本茂氏、「『ピクミン4』は進んでいる」と明言。完成間近発言から2年弱、沈黙続くタイトルのゆくえ

任天堂の宮本茂氏がEurogamerの取材を受け、「広報から何も言うなと言われているよ」と笑い、「でも(『ピクミン 4』の開発は)進んでいると言わせてもらうよ」と述べている。『ピクミン4』は2015年9月に、宮本茂氏のEurogamerとのインタビューにて突如その存在が明かされていた。

任天堂の宮本茂氏がEurogamerの取材を受け、「広報から何も言うなと言われているよ」と笑い、「でも(『ピクミン 4』の開発は)進んでいると言わせてもらうよ」と述べている。

『ピクミン4』は2015年9月に、宮本茂氏のEurogamerとのインタビューにて突如その存在が明かされていた。同作について宮本氏は「完成間近」とまで言い切っており、当時の現行ハードであったWii Uでのリリースを予感させていた。約1年後の2016年7月には氏はGamerantの取材に対して「『ピクミン4』の開発は続いている、優先順位のリストがあり、そこに(『ピクミン4』を)入れるのは難しいが、いずれリストに入るかもしれない」と語っていた。そして2017年6月、またしても宮本氏は『ピクミン4』の開発が進んでいることを明言している。

興味深いのは、一連の『ピクミン4』の情報源は、任天堂の公式ではなく宮本茂氏個人による発信であるという点だ。任天堂に限らず、大企業は自社製品の情報公開について厳しく制限を設けていることが多い。宮本氏はやや奔放なところがあるとはいえ、『ピクミン』ほどのビッグタイトルについて、広報を通さずに発信し続ける行為は珍しい。宮本氏としては同作について何か思うところがあるのかもしれない。

いずれにせよ、横スクロールアクションとしてニンテンドー3DS向けにリリースされる『Hey! ピクミン』のほかにも、ナンバリングタイトルが開発されているのはファンにとって朗報だろう。昨年には『スターフォックス』の新作がリリースされ、E3では『メトロイド』関連作が2作品発表されるなど、近年の任天堂のIPには多彩な動きが生まれつつある。かわいさと手強さの両方をあわせ持つ『ピクミン』のナンバリングの新たな展開にも期待したいところだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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