『サイコブレイク2』ゲームプレイ映像。人生のドン底に落ちた男が娘のために戦う、よりサイコロジカルなホラー体験

「Bethesda E3 Showcase」で正式発表された『サイコブレイク 2(The Evil Within 2)』(関連記事)に関して、「E3 PlayStation Live」のインタビューに応じたBethesda SoftworksのPete Hines氏とTango GameworksのゲームディレクターJohn Johanas氏がいくつかの情報を明らかにした。

「Bethesda E3 Showcase」で正式発表された『サイコブレイク 2(The Evil Within 2)』(関連記事)に関して、「E3 PlayStation Live」のインタビューに応じたBethesda SoftworksのPete Hines氏とTango GameworksのゲームディレクターJohn Johanas氏がいくつかの情報を明らかにした。また同作のゲームプレイ映像も公開されている。

『サイコブレイク 2』の主人公は、人生のドン底に落ちたセバスチャン。前作の出来事について話しても誰も信じてくれない。気づけばアルコール依存症になってしまった。そんなある日、前作で登場したジュリ・キッドマンから、数年前の火災で亡くなったはずの娘が実は生きており、「STEM」プロジェクトの黒幕「メビウス」が彼女の行方を把握しているとの報せが入る。娘を助け出すためには、再び「STEM」の世界に飛び込む必要があるとも……。

Pete Hines氏は前作の主人公セバスチャンについて、プレイヤーを惹きつける要素がなく感情移入しづらいキャラクターであったことを認めた上で、本作では共感できるようなキャラクターづくりがなされていると語っている。ディレクターのJohanas氏も同様に、本作は1作目よりもキャラクターとストーリーにフォーカスした内容になると述べている。

前作とは違い、セバスチャンには娘を救うという切実ではっきりとした目的がある。プレイヤーにとっても、何のために戦っているのかが明確なのだ。そして娘という希望をきっかけに、セバスチャンは人生の立て直しを図る。思い返すと、前作のキッドマン関連DLC「ザ・アサインメント」「ザ・コンセクエンス」では「娘リリーが生きていてもおかしくはない」と考えられるような情報が出ていた。Johanas氏はキッドマン関連DLCのディレクターを担当した人物。1作目の主要人物ジョセフの扱いを含め、ファンを喜ばせる演出を挿入しつつ作品の可能性を広めてきた。そんな彼がゲームディレクターを務めるということで「キャラクターとストーリーにフォーカスした」という言葉にも期待が持てる。

ゲームプレイに関しては、シビアなリソースマネジメントが求められるサバイバルホラーである点は変わらず、前作以上にサイコロジカルな一面を強調したホラー体験になるという。武器はハンドガン、ショットガンといったオーソドックスな銃器はもちろんのこと、クロスボウも再登場する。

『サイコブレイク 2』の海外版は10月13日、日本語版は10月19日リリース予定。対象プラットフォームはPCおよびPlayStation 4/Xbox Oneとなっている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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