周辺機器メーカー8bitdoがNintendo Switch対応のBluetoothコントローラー3機種を発表。ワイヤレス・アーケードスティックも

周辺機器メーカー8bitdoは6月14日てNintendo Switchに対応するBluetoothコントローラー3機種をTwitter上で発表した。同社はこれまで任天堂の歴代ハードに強く影響を受けたデザインのBluetoothコントローラーを発売してたが、今回発表された機種は機能的に強化されているようだ。

周辺機器メーカー8bitdoは6月14日、E3 2017開幕に合わせてNintendo Switchに対応するBluetoothコントローラー3機種をTwitter上で発表した。同社はこれまでファミコンやスーパーファミコンなど、任天堂の歴代ハードに強く影響を受けたデザインのBluetoothコントローラーを発売しており、今回発表されたものも例に漏れず。ただし、従来の機種よりも機能的に強化されているようだ。

まず紹介するのは「SNES30 Pro」と「SFC30 Pro」。同社は海外版/日本版スーパーファミコンのコントローラーにそっくり似せたデザインの「SNES30」「SFC30」を発売しているが(両者の違いはカラーリングのみ)、これらはそのPro版という位置付けだ。分かりやすい違いとしては、二つのアナログスティックが追加されており、ショルダーボタンは左右二つずつ用意されている。また詳細は不明だが、Bボタンと十字キーの下にもボタンが追加されているように見える。SwitchのHOMEボタンとキャプチャーボタンに対応するのかもしれない。

また、本機は振動機能やモーションコントロールにも対応する。8bitdoによると、モーションコントロールは、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でのジャイロ操作などに利用できるそうだ。なお充電端子にはUSB Type-Cを採用している。クラシックスタイルのBluetoothコントローラーながら、Switchで利用するために必要な機能は一通り揃っている。こちらは今年の年末に発売予定となっている(価格未定)。

NES30 Arcade Stick

続いて紹介するのは「NES30 Arcade Stick」。NES(海外版ファミコン)のデザインを取り入れたアーケードスティックだ。8bitdoは以前、このファミコンバージョンといえる「FC30 Arcade Stick」を発売していたが、いずれも筐体自体は他社製のアーケードスティックに同じものがあるので、中身を入れ替えたOEM製品なのだろう。ちなみに「FC30 Arcade Stick」では三和電子製パーツを採用していたが、本機については現時点では不明。スティックの操作は、アナログスティックと十字キーの操作とを切替可能。また連射設定ボタンを搭載する。

Switch向けのアーケードスティックというと、ホリが「リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」を来月発売する予定だが、現時点ではほかにこういった製品は発表されていない。また、「NES30 Arcade Stick」はSwitch本体とBluetooth接続で利用するため、ワイヤレスであるという意味でも貴重な選択肢となるだろう。8bitdoによると、有線接続で利用することも可能だそうだ。本機は今年の第3四半期発売予定(価格未定)。

なお、これらの製品はSwitch専用というわけではなく、Windows/Mac/Android/Steam OSにも対応する。8bitdoは先日、ラインナップするほぼすべてのBluetoothコントローラーにファームウェアアップデートを提供してSwitchに対応させたことで大きな反響を呼んだ(関連記事)。Switch対応コントローラーには、これからSwitchのゲームラインナップが充実してくるにつれ各社参入してくるだろうが、同社はいち早く動きだすとともに、任天堂ファンに“刺さるデザイン”によって認知度を上げているようだ。

ちなみにSwitch用ゲームパッドとしては、ホリが「ホリパッド for Nintendo Switch」を来月発売するほか、海外の周辺機器メーカーNYKOが「Core Controller for Nintendo Switch」を昨日発表している。いずれもNintendo SwitchドックへのUSB接続で利用する有線タイプのコントローラーとなる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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