Ubisoftは6月13日、『Skull & Bones』をE3 2017プレスカンファレンスにて発表した。プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneで、2018年秋に海外で発売予定。なお、本作はPlayStation 4 ProやXbox One Xへの最適化がおこなわれる。
本作は、西暦1700年前後の「海賊の黄金時代」を舞台にする、オープンワールド海戦ゲームだ。本作ではプレイヤーは、国王の恩赦を拒否し、富と名声を求めてカリブ海から未開の地であるインド洋へ向かう海賊の船長となる。ゲームモードにはCPUの敵と戦うPvEと、プレイヤー同士が戦うPvPがある。PvEでは、ソロもしくはほかのプレイヤーと協力してインド洋を航海し、お宝を積んだ護送船団を襲撃する。風を読み、雇ったクルーに指示を送りながら有利なポジションを確保し砲撃するのだ。
大きなダメージを与えたあとは、頃合いを見計らって船を横付けし、クルーを直接送り込んでとどめを刺すもよし、頑丈な船首から体当たりして粉砕するもよしだ。そして獲得したお宝はチームで山分けすることになる。ただし、仲間を裏切って独り占めすることもできるという。なかなか面白い要素だが、その場合はPvEが一転、裏切った相手に怒りの攻撃を受けることになるだろう。
PvPモードにはいくつかのゲームモードが用意されるが、今回は5対5でプレイする「Loot Hunt」が披露されている。このゲームモードでは、対戦海域を通りかかる商船を襲い、どちらのチームがもっとも多くのお宝を確保して逃げ延びられたかを競う。そう、お宝を奪い合うだけでなく、逃げ延びなければならない。一定数の商船を襲うと手強い“海賊ハンター”の船団が現れるのだ。無事海賊ハンターの追跡を振り切ることができれば、奪ったお宝は自らのものになり、逆に狩られてしまうと、お宝共々海の藻くずとなってしまう。なおゲームで稼いだお金は、船のカスタマイズにつぎ込むことができる。
Ubisoftで海賊の海戦といえば、『Assassin’s Creed IV: Black Flag』に登場して好評だった海戦要素が思い出されるが、本作はそのゲームプレイを手がけたUbisoft Singaporeのアイデアによって生み出された。開発にはドイツのBlue Byte、中国のChengduといったUbisoftスタジオも参加している。