タイムリープし殺人を阻止する『セクシー・ブルテイル』PS4版が配信開始。本編の前日譚を描くショートコミックも公開
日本一ソフトウェアは本日6月8日、『The Sexy Brutale(セクシー・ブルテイル)』のPlayStation 4版を発売した。ダウンロード専用で、価格は2160円(税込)。本作は、『RiME』や『Deadlight』などで知られるTequila WorksとCavalier Game Studiosが共同開発したミステリー・パズル・アドベンチャーゲームだ。
また本作の公式サイトでは、ゲーム本編の前日譚を描くアメコミ風のショートコミック「The Sexy Brutale: THE ORIGIN COMIC」が公開されている。
本作の舞台は、イギリスにある大邸宅「セクシー・ブルテイル」。ここでは毎年仮面舞踏会が開催され、限られたゲストが招かれる。今年も仮面舞踏会が開催されたが、主催者でありこの邸宅のオーナーである伯爵の姿はなく、いつもはゲストの要望に完璧に応える使用人たちも奇妙な行動をとっている。そしてゲストたちが次々に殺害される事件が発生する。
本作の主人公は、年老いた宣教師のラフカディオ・ブーン。彼はどういうわけか、同じ一日の12時から24時までのループを繰り返している。プレイヤーは殺人事件を阻止するため、邸宅の各部屋を探索してゲストや使用人たちの行動を監視し、会話を盗み聞きして情報を集めていく。最終的にはすべてのゲストの命を救わなければならないが、一度のプレイでそれを達成するのは困難だろう。午前0時を境に同じ日を繰り返し体験し、殺害現場を目撃することで、攻略の糸口をつかむのだ。またブーンは、ほかの人間と同じ部屋に居続けることはできないため、鍵穴から盗み見たり、物陰に隠れたりといったステルスプレイが求められる。救出したゲストはそれぞれ邸宅の謎に関する物語をブーンに伝え、それは一つの真実を浮かび上がらせるという。
なお、本作はSteam版も発売されているが、現時点では日本から購入することができない状況となっている。この点について日本一ソフトウェアは弊誌の取材に対して、海外での販売元を務めるTequila WorksがSteam版に関する決定権を持っており、彼らは日本語の翻訳アップデートが完成してからの配信を望んでいるためだとしている(関連記事)。