『Super Meat Boy』『The Binding of Isaac』の作者として知られるEdmund McMillen氏は6月7日、新作2Dアクション・アドベンチャー『The End is Nigh』を発表した。2Dパズルアクション『Closure』を手がけたTyler Glaiel氏とタッグを組んだ本作は、PC(Steam)向けに7月13日リリース予定。Nintendo Switchでの展開が決定しており、他プラットフォームでの販売も検討されている。
プレイヤーは「世界の終わり」を生き抜いた黒い球状の生命体「Ash」を操作し、「友達をつくりたい」という彼の切実な願いを叶えるため、生死を繰り返す過酷な冒険に出る。本作はMcMillen氏とGlaiel氏が共同開発中の2Dアクション『Øuroboros』のサイドプロジェクトとして始まったもので、小さな企画のはずが、気づけば600ステージ以上というボリューム満点なタイトルに仕上がったとのこと。McMillen氏によると本作からは「『VVVVVV』と『1001 Spikes』が出会い、そこに『Spelunky』のコントロール設定を加えたような感触」を得ているという。ゲーム説明文の最後を「そして…ストレス!」という言葉で締めていることから、今作からも繊細な操作が求められる、即死トラップ満載の死にゲーが期待できそうだ。
McMillen氏の過去作『Super Meat Boy』といえば、『VVVVVV』とともに2010年以降インディーズ・シーンで急増した「高難度の即死系2Dアクション」の火付け役となったタイトルである。高難度の「死にゲー」には確かな需要があると認識され始めたころに頭角を現したMcMillen氏。2012年には自身のフラッシュゲーム集『The Basement Collection』をリリースしているが、横スクロールの即死系2Dアクションの新作としては『Super Meat Boy』以来となる。やや飽和気味の当ジャンルに新たな息吹を吹き込めるのか、7月のリリースに注目したい。
昨年発表された『Øuroboros』よりも、同じ2Dアクションの『The End is Nigh』の方が先にリリースを迎えたわけだが、『Øuroboros』プロジェクトがキャンセルになったわけでは無いとのこと。また今年12月にはMcMillen氏の新作パズルRPG『The Legend of Bum-bo』がリリース予定だ。