『Battleborn』のフリートライアル版が配信開始。実質基本プレイ無料への転換により、プレイヤー数の低迷から脱出なるか

2K Gamesは6月6日、『Battleborn』のフリートライアル版を全プラットフォーム(Steam/PlayStation 4/Xbox One)向けに配信したと発表した。国内でもSteamとXbox One向けに配信開始されており、国内PlayStation 4版については6月13日に配信される予定だ。

2K Gamesは6月6日、『Battleborn』のフリートライアル版を全プラットフォーム(Steam/PlayStation 4/Xbox One)向けに配信したと発表した。国内でもSteamXbox One向けに配信開始されており、国内PlayStation 4版については6月13日に配信される予定だ。

本作は個性豊かな30人のヒーローの中から一人を選び、最大10人のプレイヤーが2チームに分かれて戦うオンラインマルチプレイや、一人もしくはほかのプレイヤーと協力してプレイするPvEのストーリーモードを楽しむことができるFPSゲームだ。

今回配信されたフリートライアル版では対戦マルチプレイをプレイできるが、時間制限やレベルキャップなどはなく、また対戦モードも今後追加されるものを含めすべてプレイ可能となっている。実績やトロフィーも製品版と同じように獲得できる。そのかわり、選択可能なヒーローは30人のうち6人だけで、そのラインナップは毎週入れ替えられる。ただし、もし入れ替え後も継続して使いたいヒーローがある場合は、ゲーム内で獲得したクレジットを消費してアンロックすることができるほか、実際のお金で購入できるプレミア通貨プラチナでアンロックすればヒーローのカスタマイズも可能になる。なおシーズンパスを購入していれば、アンロックされる追加ストーリーミッション5種や追加ヒーロー5人は、フリートライアル版であっても適用される。

製品版にアップグレードすれば、すべてのヒーローが使用可能になるほか、ストーリーモードやプライベートマッチもプレイ可能になる。アップグレード方法は、各プラットフォームのストアでアップグレード/製品版を購入するか、パッケージ版を購入してディスクを挿入すれば完了だ(ディスクを取り出すとフリートライアル版に戻ってしまうが、ゲームの進行状況は残る)。なお、フリートライアル版の配信開始前に製品版を購入していたユーザーに対しては、Founder’s Bonusが提供される。これには1000プラチナや5万クレジット、あるいは特別なスキンやルートパックなどが収録されている。詳しくは公式サイトのFAQページを参照いただきたい。

本作においては、発売以来プレイヤー数の低迷に悩まされており、昨年9月には基本プレイ無料化の噂も報じられていた。その噂については開発元Gearbox SoftwareのCEO Randy Pitchford氏が否定したが、なんらかの形でのフリートライアル版については検討中だとコメントしていた(関連記事)。

今回、そのフリートライアル版のリリースが実行に移されたということになるが、内容を見ると実質的には基本プレイ無料版といえる。昨年には同じく2K Gamesが発売した『Evolve』が基本プレイ無料化し、プレイヤー数のジャンプアップに成功した。しかし、その後プレイヤー数はふたたび低迷している。今回のフリートライアル版リリースにより本作もプレイヤー数の大幅な増加が予想されるが、一定の規模を維持していくのはそう簡単ではなさそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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