警官の目を盗み凄惨な殺人現場をお掃除する『Serial Cleaner』ストーリーモードとチャレンジモードの追加が発表

ポーランドに拠点を置くインディースタジオiFun4allは6月3日、『Serial Cleaner』に追加予定のストーリーモードとチャレンジモードを、海外メディアGameSpotを通じて発表した。本作は現在Steamで早期アクセス販売されている。

ポーランドに拠点を置くインディースタジオiFun4allは6月3日、『Serial Cleaner』に追加予定のストーリーモードとチャレンジモードを、海外メディアGameSpotを通じて発表した。本作は現在Steamで早期アクセス販売されている。

本作は、1970年代をテーマにした見下ろし型視点のステルスゲームだ。主人公は30代のプロの掃除屋、といっても家庭のお掃除サービスではない。シリアルキラー(殺人鬼)による凄惨な殺人現場が彼の仕事場だ。マフィアや謎のクライアントから“掃除”の依頼を受け、現場から死体や犯罪の証拠品を持ち出して隠し、そして床に飛び散った血を綺麗に拭き取り犯罪を隠蔽する。映画「パルプ・フィクション」のザ・ウルフのような役回りだ。しかし、現場にはすでに警察が到着しているため、プレイヤーは警官の目を盗みながら仕事をこなさなければならない。

今回発表されたストーリーモードには、本作がテーマにする1970年代に実際に起こった殺人事件をもとにした約20種類のミッションが用意される。その現場はボクシングジムやディスコ、モーテルあるいは繁華街の屋上などだ。こうした仕事をこなしていく中で、主人公の掃除屋が普段はどのような生活を送っているのか、また家族との関わりなどが描かれるという。

一方のチャレンジモードは、さまざまな特殊条件下で仕事をこなす高難易度のゲームモードだ。たとえば制限時間内に掃除を終えなければならなかったり、警官の視界を示す表示が無かったり、あるいは酒に酔って画面がグニャグニャ歪んだ状態でプレイするなどだ。また、チャレンジの種類によっては昼間と夜間の二種類の現場があり、インターネットに接続した状態で本作をプレイしていると、プレイヤーが住んでいる場所の実際の時間に合わせて昼夜が切り替わるという興味深い仕組みが取り入れられている。

冒頭で述べたとおり、本作は現在Steamで早期アクセス販売中だが、イギリスのパブリッシャーCurve Digitalがパートナーとして出資をおこなっており、PlayStation 4/Xbox One向けの発売も決定している。これらのコンソール版およびPC版の正式リリースは今年の夏に予定されている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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