『Tokyo 42』SteamとXbox One向けに発売開始。未来の東京の屋上を舞台に、濡れ衣を晴らすため暗殺者となる

Mode 7は6月1日、SMAC Gamesが開発した『Tokyo 42』をSteamで発売開始した。日本語に対応しており、価格は1980円。国内ではXbox One向けにも発売中で、7月中旬にはPlayStation 4版の発売も予定されている。

Mode 7は6月1日、SMAC Gamesが開発した『Tokyo 42』をSteamで発売開始した。日本語に対応しており、価格は1980円。国内ではXbox One向けにも発売中で、7月中旬にはPlayStation 4版の発売も予定されている。本作は未来の東京にそびえ立つ、カラフルなビル群の屋上を舞台とするオープンワールド・アクションゲームだ。

本作の主人公が自宅でテレビを見ながらくつろいでいたところ、2042年になって初めての殺人事件が発生したとニュース速報が流れる。この時代の東京ではNano Med(ドラッグのようなもの)を服用することが一般に広まっており、その作用によって人が死ぬことは非常に稀だった。そしてニュースは、殺人事件の容疑者宅の内部の様子を生中継し始めるが、そこには主人公自身が映っているではないか。まったく身に覚えがない主人公は慌てふためくが、そこへ友人のティコから連絡が入り、すぐに家から出るよう指示される。そして駆けつけた警察の追跡を振り切り、ティコと合流したところで、主人公は何者かにスケープゴートに利用され殺人の罪をなすり付けられたことを理解する。

暗殺シゴトは街中にあるターミナルで請け負う(画像上)そして稼いだ報酬で新たな武器を購入することができる(画像下)

このような導入から始まるキャンペーンモードでは、プレイヤーは暗殺者となり、ティコの助けを得ながらシゴトをこなしていく。“人が死ににくい”時代だからこそ暗殺の依頼は多く、その内容は多種多様。そしてシゴトを成功させていくことで暗殺者としての評判を高め、主人公を陥れた謎の黒幕に迫るのだ。

プレイヤーはさまざまな武器を駆使してターゲットを仕留めるが、オープンワールドである本作では、どのようなルートでターゲットに近づくのかを決定することが可能。またステルスプレイに徹するも銃弾の雨あられを降らせるもプレイヤーの自由となっている。ただし、マップとなるビルの屋上には多数の民間人もいることを忘れてはならない。もし民間人を殺してしまうようなことがあると、すぐさま警察が駆けつけてきて激しい銃撃戦となるだろう。

ちなみに主人公は特定のキャラクターではなく、その性別や容姿はランダムに決定される。またプレイ中にエネルギーを消費することでランダムに姿を変えることもできる。これもNano Medの効能なのかどうかは分からないが、姿を変えることはステルスプレイ時に敵の目を欺くことに利用できるので覚えておきたい。

マルチプレイモードでは、最大4人でのデスマッチがプレイ可能。部屋を立てる際にはマップの種類や、勝利に必要なキル数、マップ上の民間人の数、またゲーム開始時に所持している武器や弾薬の種類/数、対戦中にマップで拾える武器や弾薬について細かく設定できる。純粋な撃ち合いはもちろんだが、多数の民間人の中に紛れた対戦相手を探し出して殺すという、ステルスプレイを特徴のひとつとする本作ならではのゲームプレイも楽しめる。ちなみにマルチプレイでは、民間人を殺すと警官がやって来る要素は現時点では実装されていない。

なお本作はサウンドトラックも発売されており、Steamで購入できるほか、iTunesやbandcampなどでも販売されている。本作の音楽が気に入った方はそちらもチェックしてみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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