Nintendo Switch版『ショベルナイト』が国内発売開始。3人のナイトたちの物語を8ビットスタイルで描く2Dアクションゲーム

Yacht Club Gamesは本日5月30日、『ショベルナイト』のNintendo Switch版を発売開始した。ダウンロード専用で、価格は2160円(税込)。

Yacht Club Gamesは本日5月30日、『ショベルナイト』のNintendo Switch版を発売開始した。ダウンロード専用で、価格は2160円(税込)。本作はSteamなどでも発売されているが、日本語版としては昨年発売されたWii U/ニンテンドー3DS版に続くリリースとなる。なお、海外では追加シナリオ「スペクター オブ トーメント」のスタンドアロン版も発売されているが、こちらの国内発売は現時点では予定されていない

本作は8ビットスタイルで描かれる2Dアクション・アドベンチャーゲームで、3つの物語が収録されている。まず本編である「ショベルナイト:ショベル オブ ホープ」では、ゲームタイトルにもなっている主人公のショベルナイトが、行方不明になった戦友であり恋人のシールドナイトを探して、謎の魔女エンチャントレスと彼女に従うボクメツ騎士団と戦う。その名のとおりショベルを武器にしており、ショベルアクションやさまざまな効果を持つアイテムを駆使して戦い、エンチャントレスが待つ運命の塔を目指してステージを進んでいく。

追加シナリオ第一弾「プレイグ オブ シャドウズ」の主人公は、ボクメツ騎士団の一人プレイグナイト。天才錬金術師である彼は、無限の力をもつ最強のポーションを作り出すことを目論み、その材料集めの旅に出かける。時系列的には、ショベルナイトの冒険と同時期になる。爆弾を投げて攻撃したり、爆風を利用したジャンプアクションなどクセのあるキャラクターだ。

そして追加シナリオ第二弾「スペクター オブ トーメント」では、本編の前日譚が描かれる。主人公は死神スペクターナイト。エンチャントレスのしもべである彼は、ボクメツ騎士団を結成するナイトたちを集める使命を言い渡される。ゲームでは、彼が“人の姿”をしていた頃の思い出を辿ることにもなる。大鎌を使うスペクターナイトは、空中でのダッシュ斬りなどスピード感のあるアクションが特徴だ。

ショベルナイトのamiibo

今回発売されたSwitch版は二人協力プレイに対応しており、Joy-Conを“おすそわけ”して楽しむことができる。また、Wii U/3DS版と同時発売されたショベルナイトのamiiboを読み込ませることで、キャラクターのカスタマイズや、カワイイ妖精をお供に冒険することが可能だ。本作の今後の予定としては、ボクメツ騎士団の一人キングナイトを主人公とするシナリオや、4人プレイバトルモードの追加が決定している。また、年内には本作の公式アートブックの出版も予定されている(関連記事)。

ちなみに本作の日本語版は、英語版のテキストを翻訳しただけではなく、有限会社ハチノヨンと協力し、過去の名作を参考にグラフィックを日本向けに差し替えるカルチャライズがおこなわれていることが特徴だ(寝ているショベルナイトが鼻ちょうちんを膨らませるようになるなど)。ゲーム中に言語設定を切り替えることで、その違いを確認することができる。Yacht Club GamesのDavid D’Angelo氏が、この日本語版ローカライズの詳しい内容を業界メディアGamasutraに寄稿しているので、興味のある方はチェックされたい。

*起動時の初期言語が英語になっていることがあるそうで、その場合は言語設定を開いて日本語に切り替えてほしいとのこと。かな表示と漢字表示があり、表現や言い回しが若干異なる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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